情報工学科・専攻

米国計算機学会「国際大学対抗プログラミングコンテスト」アジア地区予選にて情報工学科・専攻チームが健闘

2014年10月31日


写真左から:
山田洋之さん(選手)
吉田北斗さん(選手)
岩瀬宇延さん(選手)
臼田亜斗務さん(コーチ)

メンバーは全員 数値情報処理研究室 所属

2014年ACM(Association for Computing Machinery:米国計算機学会)国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM-ICPC)アジア地区予選が、2014年10月18日(土)~20日(月)に 国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。アジア各国の国内予選を通過した40チームが、世界大会への出場権をかけて、プログラミングの技を競いました。

中央大学理工学部情報工学科・大学院情報工学専攻からは、岩瀬宇延さん、山田洋之さん、吉田北斗さんの3名で構成されたチームが参加し、40チーム中25位(大学ランク20位)と、アジアの強豪国の中で健闘しました。

 

アジア地区予選を振り返って

和気あいあいとした研究室の雰囲気。チームの仲の良さも戦力のひとつです。

吉田北斗さん:
チームで集まって練習する時間が思うようにとれず、準備不足を自覚しながらの大会参加となりました。しかしながら、これまで磨いてきたプログラミングの能力だけではなく、情報工学科で学んできた、アルゴリズムや数学の知識が、問題を解くために大いに役立ったことを実感しています。

山田洋之さん:
大会期間中は、アジア諸国の大学からの参加者もいるため、英語が共通言語となり、出題も会話も、すべて英語で行われました。英語が好きな私は、問題をいち早く解読してチームメンバーに説明したり、スタッフとのやりとりを担当したりと、得意分野でチームに貢献できたことがうれしかったです。

岩瀬宇延さん:
大会終了後の企業見学では、憧れのIT企業の開発現場を間近にみることができました。外資系企業らしく、自由な雰囲気のもとで働くエンジニアの姿が印象的でした。プログラミングの能力をはじめ、学生生活を通して培ってきたことを、これから社会で生かしていけたらと改めて思いました。

学部4年間の学びで国内外に通用する力に

アジア地区予選では、1問正解するごとに、競技中のチームの机にACMのロゴにちなんだバルーンが1つ掲げられます。4問正解した中大チームの様子を再現。

本記事でご紹介した3名は、情報工学科に入学するまで、プログラミングの経験は全くありませんでした。学部4年間の学びを通して、国内外の強豪校と互角に戦える力がついたことは、彼ら自身だけではなく、後に続く後輩たちにも大きな励みになったことと思います。

本大会の出題内容は、公式ホームページ上で公開されています。
(問題・判定データ Problems and Judge Data ページへのリンク)
ご興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。