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2015年08月03日

理工学部教授 小松晃之:災害などで大量に輸血が必要になった時に使える人工血液を開発

理工学部教授(応用化学科)小松晃之らの研究チームは、災害などで大量に輸血が必要になった時に使える人工血液を開発しました。酸素を運ぶヘモグロビンに血中のタンパク質であるアルブミンを結合させたもので、赤血球の機能を代替します。血液型に関係なく、いつでも誰にでも使うことが可能です。慶應義塾大学医学部、崇城大学薬学部、熊本大学薬学部と共同でラットを使った実験を行い、機能と安全性を確認しました。

日本では少子高齢化の進行により、2027年になると年間89万人分の血液が不足すると予測されています。小松らが開発した人工血液は、製造が簡便で、保存安定性が高いため、救急医療はもちろん、脳梗塞の治療や、移植臓器の保管などにも役立つと期待されています。実用化すれば、世界的な市場が見込まれます。

研究成果の詳細は、英科学オープンアクセス誌 サイエンティフィック・リポーツ(ネイチャー・パブリッシング・グループ) に公開されました(2015年7月29日付)。

また、この研究成果が、2015年7月30日付 日経産業新聞、日刊工業新聞 に掲載されました。

・日経産業新聞:「中央大学が人工血液開発」 “酸素運搬を代替 ラットで効果確認” ”長期保存可能 世界で需要” 

・日刊工業新聞:「血液代替物を開発 中央大学など」 ”適合性高く副作用なし”

 

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