理工学部

チームHARChuoが FCSC@IFAC2023 接客タスクで3連覇を達成

理工学部精密機械工学科ヒューマン・システム研究室メンバを中心に,
+理工学部精密機械工学科インテリジェントセンシングシステム研究室
+ヒューマンメディア工学研究室(理工学部ビジネスデータサイエンス専攻)
からの学生メンバで構成されたチーム HARChuo (Human Assistive Robotics, Chuo University) が IFAC World Congress 2023 (*1) にて開催されたWorld Robot Summit, Future Convenience Store Challenge(*2) の Stock and Disposal Tasks 及び Customer Interaction Task に出場し, Customer Interaction Task にて1位の評価をいただきました。

チームHARChuo は2019年に続き,2021年のCustomer Interaction Task での1位評価で連覇を果たし,2023年での1位評価で同タスク初の3連覇を達成しました。
チームHARChuo はこれまでの研究活動で培ってきた「人流計測技術」,「人とソーシャルロボットのインタラクション技術」を基盤とし,新たに「商品の画像認識技術に基づく高速でロバストなセルフレジサービス」,及び「AR(拡張現実)技術と自律移動ロボットを統合した従業員の作業支援につながる新しいサービス」を提案しました。提案の斬新さに加え,センサならびにロボットを用いたデモンストレーションの完成度を高く評価いただきました。

 

World Robot Summit は「Robotics for Happiness 人とロボットが共生し、協働する社会の実現に向けて」をスローガンに掲げたロボット技術に関する国際競技会で,2018年プレ大会,2019年トライアル大会を経て,2021年本大会が開催されました。

Future Convenience Store Challengeは,コンビニエンスストア店舗における各種業務(品出し・入替え、接客など)の自動化を対象としたロボット技術コンテストです。
身近でかつ実用的な課題に即したコンテストを設定することにより、実用化が遅れているサービスロボット関連技術の革新を促します。同時に、ロボット技術が導入されることにより、実現可能となる新たなサービスやコンビニのデザインについて広くアイディアを募集し、新たな近未来のコンビニ像を創造しようとするものです(*3)。

IFAC(International Federation of Automatic Control)は,自動制御に関する国際的な学術連盟で,3年おきに開催されるIFAC World Congress(国際自動制御連盟世界大会)では約3000名の参加者が集まり,「自動制御」という観点から横断的で幅広い研究課題について,最新の研究成果を発表し,議論を交わします。今回は1981年に京都で開催されて以来,42年ぶりの日本での開催となりました。

■会期 2023年7月9日(日)~ 14日(金)
■会場 IFAC World Congress 2023 パシフィコ横浜 展示ホールA

■チームHARChuoメンバー
内河 音乃    (修士2年生)
大橋 健太    (修士2年生)
佐々木 優真 (修士2年生)
杉本 淳       (修士2年生) チームリーダー
西川 泰大    (修士2年生)
藤田 光       (修士2年生)
稲葉 大晴    (修士1年生)
小島 拓也    (修士1年生)
甲斐 亮吾    (修士1年生)

(*1) https://www.ifac2023.org/ (2023年7月16日参照)
(*2) https://www.ifac2023.org/program/competitions/wrs-fcsc/ (2023年7月16日参照)
(*3) https://f-csc.org/about-fcsc-future-convenience-store-contest/(2023年7月16日参照)