理工学部

理工学部准教授 酒折 文武が科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞しました

2017年04月13日

理工学部准教授 酒折 文武

理工学部准教授 酒折 文武が、「平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」を受賞しました。本表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を対象とし、文部科学省が決定するものです。

酒折は、情報・システム研究機構 統計数理研究所田村義保教授を筆頭とする5名のグループでの「統計的データ解析活用力/思考力の普及啓発」における優れた業績が評価され、理解増進部門での受賞となりました。

 

≪研究内容≫
統計学・データサイエンスの重要性、そしてデータサイエンティスト育成の必要性が叫ばれている中、青少年の段階から社会人に至るまで、統計的思考力を広く育成していく必要がある。そこで、日本における唯一の統計科学の研究所である統計数理研究所が中心となり、さまざまな教育コンテンツのの開発や研修事業をおこなった。


本活動では、算数・数学教育者や様々な分野の科学者の方々の協力の下に統計データ解析のための「科学の道具箱」を作成した他、大学院生や大学生の統計思考力を高めるために「スポーツデータ解析コンペティション」を主催してきた。さらに、統計研修や公開講座、夏季大学院などの研修事業も開催している。

酒折は、これらの活動に積極的に関与し、統計科学やデータサイエンスの理解増進、普及啓発に多大な功績を挙げてきました。今後もさらなる貢献が期待されます。

 

表彰式は4/19に文部科学省にて行われ、松野文部科学大臣より授賞予定です。