情報工学科・専攻

情報工学科4年生が、マグロ解体学習支援VRシステムをrooms40にて体験展示

2020年02月27日

理工学部情報工学科 システム解析・可視化研究室(通称、牧野研)の前川美里さんが

rooms40 内、経済産業省・中小企業庁が主催するエリア

ふるさとデザインichi  の宇和島水産高等学校のブース

において、卒業研究の成果であるマグロ解体学習支援VRシステムの体験展示をおこないました。

 

宇和島水産高校が実施するマグロ解体ショーでは、練習用のマグロが手に入らず慢性の練習不足に陥っていました。そこへ牧野研の知見を活かし、マグロ解体学習支援VRシステムを構築して、宇和島水産高校の研究・教育事業にコラボして、マグロを使わずに解体練習できるシステムを提供しました。産学および教育機関の垣根を超えて(※注1)、情報工学の技術を駆使して、希少な水産資源を大切に活用する、Society 5.0  for SDGsを体現する本展示は、2月20日(木)国立代々木競技場第一体育館にて実施しました。


(※注1)中央大学と宇和島水産高校の関係

牧野研とコラボしている宇和島水産高校は、平成29年度スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)の一つに文部科学省から選定され、「地域水産資源を活用した、地方創生人材を育成するプログラムの開発研究~新製品の開発と6次産業化、グローバル化への対応~」を推進しています。この事業において、中央大学と宇和島水産高校は、「『コンピテンシーをベースにした学修プログラム』に係る研究交流」の覚書を締結しました。