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2013年07月24日

理工学部教授 小松晃之のナノチューブに関する研究が日経産業新聞で紹介されました

理工学部教授(応用化学科)小松晃之の”タンパク質ナノチューブ”に関する研究成果が、7月24日付 日経産業新聞に掲載されました。

タンパク質は生命現象をささえる重要な生体分子です。血液の主成分であるヘモグロビンやアルブミン、体を外敵から守る抗体、皮膚にあるコラーゲン、種々の酵素もみなタンパク質です。一般にナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)のチューブといえばカーボンで作られたものがよく知られていますが、小松の研究チームは、タンパク質を使ってナノチューブをつくることに成功しました。得られた“タンパク質ナノチューブ”は、その内孔空間に小さな物質を選択的に取り込むことができるので、様々な分野での応用が期待されています。

例えば、内側に抗体タンパク質を配置したナノチューブは、B型肝炎ウィルスを効率よく取り込み、完全に封じ込めることができます。現在、この技術を発展させ、大腸菌を捕捉するチューブの開発を進めています。これが完成すれば、フィルター膜を使わない水の浄化や食品からの除菌が簡単にできるようになります。また、フェリチンという鉄を多く含むタンパク質でつくったナノチューブを500℃で加熱すると、酸化鉄のナノチューブが得られます。環境汚染物質を分解するための有効な触媒としてはたらくことが明らかにされています。

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