ビジネススクール ビジネス・パーソンのためのMBA(専門職学位課程)

MBAスタンダード:5分野の理論と実践をケースとディスカッションで学ぶ

私たちが考えるMBAスタンダードとは、戦略、マーケティング、人的資源管理、ファイナンス、経営法務、という5つの分野を体系的に学べるカリキュラムを備えていること、加えて、その分野の理論と実践を、ケースやディスカッションの方法で学ぶことです。

スタンダード5分野を揃えた体系的なカリキュラム

ビジネスについてこれまで学んだことがない人でも、基礎的な事柄を、入門科目、専門基礎、専門コアというカテゴリーから選んで学び、より専門的な応用科目へと無理なく進むことができます。

2019年度入学生カリキュラム 戦略経営研究科戦略経営専攻 授業科目一覧

区分 科目 単位 履修方法及び
修了必要単位
  第1年次 第2年次  
  第1セメスター 第2セメスター 第3セメスター 第4セメスター  
専門基礎 戦略 経営戦略論基礎 2単位 必修   46単位以上
マーケティング マーケティング戦略論 各2単位    
人的資源管理 人的資源管理 「経営戦略論基礎」及び選択した専門分野の科目を含む2科目4単位選択必修
ファイナンス コーポレートファイナンスと企業戦略
経営法務 経営法務概論
専門コア 戦略 ビジネスモデル戦略論 戦略と組織 知識創造戦略論
ICTガバナンスと企業戦略 ビジネスエコノミクス
各2単位 選択した専門分野から2科目4単位を含む4科目8単位選択必修。
マーケティング 消費者行動論 ブランド戦略論 流通・営業戦略
人的資源管理 雇用管理 人材開発 インセンティブ・マネジメント
ファイナンス 財務諸表分析と企業評価 インベストメントと企業リスク管理 財務報告論
経営法務 グローバル経営法務 コンプライアンス・内部統制と法実務 金融市場と法
専門選択 戦略 企業の社会的責任 グローバル経営戦略論 異文化理解とその実践 アジアビジネス論
戦略とゲーム理論 アライアンス戦略論 技術開発マネジメント論
デジタル変革時代のサービス戦略 ロジスティクス戦略論 新興国ビジネス戦略(FL)
イノベーションの実践 Strategic Management and Global leadership
プログラムマネジメント ビジネスプランニング 高齢社会ビジネス ヘルスケア産業論(FL)
実践リーダーシップ論 アントレプレナーシップとベンチャービジネス 中小企業論
ロジカルシンキング・デザインシンキング 職場とチームのマネジメント
組織開発とチームビルディング ヘルスケアビジネス入門 戦略特別研究
各2単位 3科目6単位
選択必修
マーケティング 新製品マーケティング(FL) カスタマー・リレーションシップ・マネジメント
マーケティング・リサーチ マーケティング・コミュニケーション(FL)
ヘルスケアマーケティング マーケティング特別研究
人的資源管理 ダイバーシティマネジメント 業種別人的資源管理 キャリア管理論 国際人的資源管理
コーチング 人的資源管理特別研究
ファイナンス ファイナンス統計 ビジネスのための金融工学 リアルオプションと企業戦略
ベンチャーファイナンス ファイナンス特別研究
経営法務 租税戦略・事業再生と法務 知的財産戦略と法実務(経済法との交錯)
対行政のビジネス法務 労働関連法 経営法務特別研究
特別講義 特別講義
フィールドラーニング1 フィールドラーニング2※
方法論 経営学のための統計分析 社会調査法 ケース研究法 ビジネス・データ分析
入門科目 経済学入門 経営学入門 現代法学入門 企業会計入門 各2単位 選択
プロジェクト研究   プロジェクト研究Ⅰ プロジェクト研究Ⅱ 各4単位 2科目8単位
必修
論文   論文 課題研究 各4単位 選択

★(FL):専門選択科目(新興国ビジネス戦略、ヘルスケア産業論、新製品マーケティング、マーケティング・コミュニケーション)にもフィールドラーニングの要素が含まれています。

※配当年度が下の科目も履修可能です。例:2年次でもフィールドラーニング1は履修可能です。

※各分野の特別研究、特別講義として開講される科目については、各年度に発行される「授業時間割」を参照のこと

※一部科目は2019年度のみ開講や2020年度以降開講の科目を含みます。また、年度によって休講となる科目や、今後の時世に応じて科目が新設される場合もありますので、必ず各年度に発行される「授業時間割」を参照のこと。

ケースで学ぶ

CBSの講義の多くは、教員の講義を聞いているだけでは終わりません。ケース教材に対する答えを準備し、自らの意見をクラスやグループで提供し、納得いくまで徹底的にディスカッションをします。つまり、ケース教材や自分の会社の例を用いて、能動的に理論を学んでいくわけです。ここでは、2つの例を紹介します。

講義ピックアップ

「マーケティング戦略論」(専門基礎)(担当:松下光司教授)

マーケティングのテキストの決定版である『コトラー&ケラーのマーケティグ・マネジメント』を熟読しつつ、4本のケース(オリジナルのケース3本、海外ビジネススクールのケース1本)を議論することで、マーケティングの基礎を学びます。加えて、基礎理論の定着を図るために、グループ発表も行います。課題は、コンサルティング会社の実務家から提示され、グループ発表には、教員だけでなく、実務家からのコメントも寄せられます。

ゲスト講師から学ぶ

CBSの講義では、多くのゲスト講師が招かれ、臨場感あふれる講義が展開されています。2018年の例では、79名ものゲストスピーカーの方々に登壇いただいています。そこでは、現在進行形の先進的な事例や、普段は聞くことができないエピソードがたくさん聞けるはずです。以下、講義の一例を紹介します。

講義ピックアップ

「人的資源管理特別研究(人材サービス業論)」(担当:佐藤博樹 教授)

『最近の転職市場』
藤井 薫氏(株式会社リクルートキャリア 広報部 社外広報; HR統括編集長;リクナビNEXT編集長;リクナビNEXTジャーナル編集長;株式会社リクルートホールディングス リクルート経営コンピタンス研究所 エバンジェリスト)

<受講生の感想>

『これからは「ヒト」「データ」「期待」が重要な経営資源となる』。講義受講の翌日、早速勤務先の大規模会議の場で私の口からも披露させていただいた。藤井先生は、社会構造が変わる前の考え方であると仰っていたが、我社ではいまだに、経営資源は「ヒト」「モノ」「カネ」であると言い続けている。常に新しい考え方に触れられる、常に前進し続けている講師や生徒たちに囲まれている中央大学ビジネススクールで学ぶことのメリットを改めて感じさせられた。

CBSオリジナル:私たちの3つのオリジナル

CBSオリジナルとは、他では体験することができない3つの特徴的な科目のことです。「アクション&リフレクション」「フィールドラーニング」「プロジェクト研究」の3つです。

CBSオリジナル①:アクション&リフレクション

戦略リーダーを輩出するために何が必要なのか?講義での学びを実務に活かすには、何が必要なのか?この疑問に対する私たちCBSの答えが、アクション&リフレクションというオリジナル・プログラムです。

アクション&リフレクションには、必修科目の「リーダーシップ・コア」(2020年度4月より開講)や、オリジナルの冊子「リフレクション・ジャーナル」を用いた「リフレクション・セミナー」(2年間で合計5回実施)が含まれます。

具体的には、次のような学習サイクルでアクション&リフレクションを展開していきます。入学時のキックオフ・セミナーや、1年次の必修科目「リーダーシップコア」で、自分自身なりの理想のリーダー像を模索するプロセスが始まります。ここが「リフレクション」のスタートです。そして、講義で学んだ理論や実践方法は、日々の業務や実践体験型のフィールドラーニングで実践されることになります。これが「アクション」です。

このリフレクションとアクションとが2年間の間に繰り返されることで、講義の学びが単なる学びではなくなるはずです。CBSの学びが、実務と有機的に結びついた成果となることで、自分を変える力、組織を変える力がついていくことを期待しているのです。

そのため、私たちは、実務とCBSでの学びを「両立」とはとらえていません。アクション&リフレクションがあるからこそ、実務と学びとを関連づける相乗効果が生まれ、学生が自ら成長していく好循環を生み出すことができるのです。

CBSオリジナル②:フィールドラーニングで実践体験型の学びを

フィールドラーニングとは、現実の企業を事例とし、受講生一人一人が経営者の立場に立って課題を発見し、それに対する戦略を構築し,実行するためのアクションプランまで作り上げる実践的なプログラムです。

フィールドラーニングは、伝統的なビジネススクールで行われてきたケース・スタディとは本質的に異なる「学び」を提供しています。

講義ピックアップ

「フィールドラーニング(モンゴル・フィールドワーク)」(担当:丹沢安治教授)

この科目は、正規の科目ですが、モンゴル貿易開発銀行(Trade & Development Bank of Mongolia: TDB)からの寄付講座です。寄付講座から平均で一人当たり100,000円程度の旅費補助が出ています。他の科目と異なり、現地を訪れて、現地企業、現地政府機関、そして現地に進出した日本企業、日本のODA事業による公益事業、また、他の国には見られない自然発生している中古車市場などを訪問しています。

CBSオリジナル③:プロジェクト研究で新しいビジネス知識の創造

プロジェクト研究は、2年間の集大成を作り上げる科目です。CBSでの学びと受講生の実務経験を、専任教員からの指導を受けながら1年間にわたって練り上げることで、オリジナルのアプトプットを作成していきます。

CBSのプロジェクト研究の特徴は、次のような3つです。

  • 少人数の指導:ほとんどのプロジェクトは5名以内の少人数。すべて専任教員が指導します。
  • 選べるアウトプット:学術志向のアプトプット(論文)か、実務に直結したアプトプット(事業計画書(ビジネスプラン)など)かを、受講生のニーズに応じて選択できます。
  • 段階的な指導:アウトプットに向かっての段階的な指導があります。そのため、無理なく質の高いアウトプットを生むことができます。学術志向のアプトプットを求める学生には、研究方法を学ぶための科目(研究方法論基礎)や実証のための方法(ビジネスデータ分析やケース研究法など)を用意しています。また、実務に直結したアウトプットを求める学生に対しては、ビジネスプランニングやフィールドラーニングでの学びを準備しています。

過去のアウトプット事例(タイトル)

「新興国ビジネスエコシステムにおける地域統括会社(RHQ)の必要機能と補完者としての金融機関の役割」
「女性の健康と女性活躍 ヘルスリテラシーと職場管理職に着目して」
「内部監査は組織を活性化するのか? 内部統制システムの人間的側面に着目して」
「営業職員と保険ショップの顧客アプローチはどう異なるのか:生命保険販売方法への考察」
「キャッシュレス社会の実現に向けた課題と方策 利用者視線での未来モデルの考察と実現へ向けての課題の検討」
「日系グローバル企業のグループ経営とコーポレート・ガバナンス-『二層のエージェンシ問題』 の視角から -」

CBSクオリティ:学生がもっとも重要な財産

私たちCBSが誇るもっとも重要な財産は、学生のクオリティです。スタンダードとオリジナルのプログラムを、経験豊かなビジネス・パーソンが受講することで、誇るべきCBSクオリティが生まれています。言うまでもなく、ディスカッション型の講義も、実践体験型の講義も、経験豊富な受講生がクラスにいるからこそ、成り立つものです。

  • 100%の在学生がビジネスパーソン:CBSの在学生は、100%が3年以上の実務経験者です。
  • 大半が経験豊かなビジネスパーソン:そのうち約80%が30〜49歳で、全体の平均年齢は、40.5歳です(2019年現在)。CBSは、実務キャリアが10年程度ある、多様な業種での豊かな勤務経験がある人たちが集う場となっています。

(備考)修了要件

本研究科の修了の要件は、本研究科に2年以上在学し46単位以上を修得することです。

科目区分 修了に必要な最低修得単位
入門科目   46単位以上
専門基礎 2単位
2単位
専門コア 6単位
専門選択 6単位
プロジェクト研究 8単位
論文  
※ 履修上のルールについて

「戦略」、「マーケティング」、「人的資源管理」、「ファイナンス」、「経営法務」の5つの分野から1つの専門分野を選択してください。

  1. 入門科目:選択科目
  2. 専門基礎:「経営戦略論基礎」及び選択した専門分野の科目を含む2科目4単位選択必修。
  3. 専門コア:選択した専門分野の2科目4単位を含む4科目8単位選択必修。
  4. 専門選択:3科目6単位選択必修。
  5. プロジェクト研究:「プロジェクト研究Ⅰ」「プロジェクト研究Ⅱ」の8単位必修。
  6. 論文:選択科目。