ビジネススクール

ビジネス・パーソンのためのMBA(専門職学位課程)

MBAスタンダード:5分野の理論と実践をケースとディスカッションで学ぶ

私たちが考えるMBAスタンダードとは、戦略、マーケティング、人的資源管理、ファイナンス、経営法務、という5つの分野を体系的に学べるカリキュラムを備えていること、加えて、その分野の理論と実践を、ケースやディスカッションの方法で学ぶことです。

スタンダード5分野を揃えた体系的なカリキュラム

ビジネスについてこれまで学んだことがない人でも、基礎的な事柄を、基礎科目、発展科目というカテゴリーから選んで学び、より専門的な専門科目へと無理なく進むことができます。

2022年度入学生カリキュラム 戦略経営研究科戦略経営専攻 授業科目一覧

各科目の詳細(シラバス)

カリキュラムマップ

※カリキュラムマップとは、ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)に基づき、各授業科目が、 「卒業するにあたって備えるべき知識・能力・態度」 のどの項目と関連するのか、学修成果の達成にどの授業科目が寄与するかを示したものです。

CBS型ディスカッションで学ぶ

CBSの講義の多くは、教員の講義を聞いているだけでは終わりません。ケース教材に対する答えを準備し、自らの意見をクラスやグループで提供し、納得いくまで徹底的にディスカッションをします。つまり、ケース教材や自分の会社の例を用いて、能動的に理論を学んでいくわけです。

ただし、CBSの講義は、それだけでは終わりません。それが「CBS型ディスカッション」と呼ばれる教育方法です。

CBS型ディスカッションとは、ケース教材の企業や有名企業のケースを議論するだけではなく、「私のキャリアや私の会社」を主語とし、かつ「解決したいビジネス課題」を意識しながら、議論を重ねる教育の方法です。

講義ピックアップ

「マーケティング戦略論」(専門基礎)(担当:松下光司教授)(2019年度の例)

マーケティングのテキストの決定版である『コトラー&ケラーのマーケティグ・マネジメント』を熟読しつつ、4本のケース(オリジナルのケース3本、海外ビジネススクールのケース1本)を議論することで、マーケティングの基礎を学びます。加えて、基礎理論の定着を図るために、グループ発表も行います。課題は、コンサルティング会社の実務家から提示され、グループ発表には、教員だけでなく、実務家からのコメントも寄せられます。

「インセンティブ・マネジメント」(専門コア)(担当:佐藤博樹教授)(2019年度の例)

「インセンティブ・マネジメント」では、グループワークの発表とそれにもとづくディスカッションを行っています。グルーワークの課題は、食料品スーパーの店長として、多様な雇用形態かつ多様な就業ニーズを持った職員の「仕事意欲」を喚起するための施策を本社に提案することです。

このように、この講義では、受講生同士で議論しながら、学んだ理論を実務の事例に適応して考え、報酬管理や雇用管理についての理解を深めていきます。

ゲスト講師から学ぶ

CBSの講義では、多くのゲスト講師が招かれ、臨場感あふれる講義が展開されています。2018年の例では、79名ものゲストスピーカーの方々に登壇いただいています。そこでは、現在進行形の先進的な事例や、普段は聞くことができないエピソードがたくさん聞けるはずです。以下、講義の一例を紹介します。

講義ピックアップ

「人的資源管理特別研究(人材サービス業論)」(担当:佐藤博樹 教授)

『最近の転職市場』
藤井 薫氏(株式会社リクルートキャリア 広報部 社外広報; HR統括編集長;リクナビNEXT編集長;リクナビNEXTジャーナル編集長;株式会社リクルートホールディングス リクルート経営コンピタンス研究所 エバンジェリスト)

<受講生の感想>

『これからは「ヒト」「データ」「期待」が重要な経営資源となる』。講義受講の翌日、早速勤務先の大規模会議の場で私の口からも披露させていただいた。藤井先生は、社会構造が変わる前の考え方であると仰っていたが、我社ではいまだに、経営資源は「ヒト」「モノ」「カネ」であると言い続けている。常に新しい考え方に触れられる、常に前進し続けている講師や生徒たちに囲まれている中央大学ビジネススクールで学ぶことのメリットを改めて感じさせられた。

CBSオリジナル:私たちの3つのオリジナル

CBSオリジナルとは、他では体験することができない3つの特徴的な科目のことです。「アクション&リフレクション」「フィールドラーニング」「プロジェクト研究」の3つです。

CBSオリジナル①:アクション&リフレクション

戦略リーダーを輩出するために何が必要なのか?講義での学びを実務に活かすには、何が必要なのか?この疑問に対する私たちCBSの答えが、アクション&リフレクションというオリジナル・プログラムです。

アクション&リフレクションには、必修科目の「リーダーシップ・コア」(2020年度4月より開講)や、オリジナルの冊子「リフレクション・ジャーナル」を用いた「リフレクション・セミナー」(2年間で合計5回実施)が含まれます。

具体的には、次のような学習サイクルでアクション&リフレクションを展開していきます。入学時のキックオフ・セミナーや、1年次の必修科目「リーダーシップコア」で、自分自身なりの理想のリーダー像を模索するプロセスが始まります。ここが「リフレクション」のスタートです。そして、講義で学んだ理論や実践方法は、日々の業務や実践体験型のフィールドラーニングで実践されることになります。これが「アクション」です。

このリフレクションとアクションとが2年間の間に繰り返されることで、講義の学びが単なる学びではなくなるはずです。CBSの学びが、実務と有機的に結びついた成果となることで、自分を変える力、組織を変える力がついていくことを期待しているのです。

そのため、私たちは、実務とCBSでの学びを「両立」とはとらえていません。アクション&リフレクションがあるからこそ、実務と学びとを関連づける相乗効果が生まれ、学生が自ら成長していく好循環を生み出すことができるのです。

CBSオリジナル②:フィールドラーニングで実践体験型の学びを

フィールドラーニングとは、現実の企業を事例とし、受講生一人一人が経営者の立場に立って課題を発見し、それに対する戦略を構築し,実行するためのアクションプランまで作り上げる実践的なプログラムです。

フィールドラーニングは、伝統的なビジネススクールで行われてきたケース・スタディとは本質的に異なる「学び」を提供しています。

2021年度 ケース企業:ハウスコム株式会社の詳細、参加者の感想はこちら

2021年度は、2020年度に引き続き、不動産賃貸仲介業大手のハウスコム株式会社にケース企業としてご協力いただきました。ハウスコムは、CBSの修了生である田村穂さんが社長を務められ、まさにわれわれが目指すチェンジリーダーとしてハウスコムを牽引されています。ハウスコムは、これまでマンションやアパートを借りたい方に物件を紹介するという賃貸仲介事業者として順調に成長してきましたが、田村社長は「THE LIVE DESIGN COMPANY」という新たなビジョンを掲げ、絶え間ない変革に取り組んでいらっしゃいます。

FLでは、田村社長からの現在の経営戦略を直接ご講義いただいた後に、経営戦略・マーケティング・ファイナンスの各側面から総合的に現状を分析しつつ、バックキャスティングを用い長期的な課題発見と戦略策定を行ないました。

田村社長のご講演の様子

その間、受講生はハウスコムの幹部候補生とチームを組み、本社や店舗の社員の皆さんから聞き取り調査を行い、今まさに現場で何が起きているのかを五感をフルに使って観察します。最終的には、田村社長をはじめとするハウスコムの経営幹部の皆様の前でプレゼンテーションを行ないました。


受講生とハウスコム社社員も交えたディスカッションの様子

●参加者の感想①:「知っている」から「使いこなせる」に繋がる実践的な体験

私はIT企業で人事責任者をしながら中央大学ビジネススクールに通っております。CBSに入学した目的は、自社の事業戦略と人事制度の結びつきをより強化する事で、エンジニア(従業員)満足と顧客満足を両立し、エンジニアによる付加価値の高いサービス提供と、お客様の満足により利益が得られる好循環を実現したいとの思いから入学を致しました。

2020年4月の入学直後に1回目の緊急事態宣言に見舞われ、原則オンラインでの授業に急遽切り替わるなかで、先生方の「学びを止めない」との熱意のもと、リアルと対面を組み合わせたハイブリット授業により、怒涛の1年目が過ぎ去っていきました。2年目のはじめ「これまでの学びを実際の現場で活かしきれていない」、「このままでは忘れていってしまう」といった焦りにも似た気持ちにかられる事がありました。また、これまでの授業で教えて頂いた理論を組み合わせて、よりリアルな現場で実践したいとの思いにかられ、フィールドラーニングを受講致しました。

授業はハウスコム社の田村社長の講演に始まり、社員の方も学生の輪に入り一緒に10年先を想像した上で現在にバックキャストして何をしていくべきかを考え、最終的には田村社長へ提案する事をゴールに進めていきました。その中では1年目に学んだ戦略やマーケティング、アカウンティングなどを振り返る機会が用意されており、忘れかけていたモノを思い出し以前の授業の内容を振返る機会をいただきました。

また、実際の店舗にお邪魔し店長さんの生の声を聞く事や、社内会議に参加するなかで、ハウスコム社の経営企画部の一員になったかのようなリアルな体験が出来ました。授業の最後に田村社長へプレゼンテーションをする際には、これまでの学びを活かし、チームで議論を重ねたワクワクする戦略を提案したいと思います。またそのころには、一緒にグループワークを行うチームの関係性もより高まっている事と思います。

仕事と大学での学びのなかで慌ただしく過ごしていると、大学での学びがどこか目的化してしまい、本来の目的を見失いかけていた自分に、フィールドラーニングの授業は、学びを実際に活かす事、「知っている」から「使いこなせる」に繋がる実践的な体験を与えてくれる授業でした。

●参加者の感想②:統合的な学びとしての醍醐味

自分の前職(広告会社)では経営戦略を顧客企業のトップに直接提案する機会はほとんどありませんでした。広告会社の提供価値としてそこまでの提案は期待されていないと感じましたし、また、自身のスキル不足も痛感していました。CBSに入学した理由の一つに、経営者の視点で総合的に戦略を評価できる視座を獲得したいということがあり、特に昨今の環境変化の中で、企業の非連続的な成長に貢献できる「変革の担い手」を育成しようというCBSの教学方針は、まさに自分の目指す方向性でした。

CBSの幅広い講義科目の中でも特に惹かれたのが、「夏休みを挟んで第二ミニセメスターから第三ミニセメスターまで一貫して、一つのプロジェクト課題を、同じチームメンバーで取り組む」というフィールドラーニングです。CBSの講義はどれもが「実践知」を重視した企業人向けの内容ですが、中でもこの講義はある不動産企業の経営課題に向き合い、その企業の一員という姿勢で経営トップに直接、成長戦略を提案することが授業のゴールになっています。思いつき程度の提案は許されないので、戦略要素だけでなく財務、人的資源管理、そしてマーケティングまでの広範な知識をフル活用してプランを組み立てていく必要があります。自分は2年次で履修しているのですが、これまでに学んだ個別領域の内容を一つの提案シナリオとして編み上げていくプロセスは、まさに統合的な学びとしての醍醐味に溢れるものです。

この講座のもう一つの特徴は、各チームにケース企業の社員の方もメンバーとして参加されていることで、「外部者の視点」と「内部からの視点」を同時に持てるため、精度の高い企画の構築が進むように感じています。夏休み中のフィールドワークでは営業所の方に直接お話を聞く機会を得ることもできました。さらに、今回のケース企業の経営トップはCBSのOBで、まさにチェンジエージェントとして成長を牽引されてきた方です。そのような方に直接、新たな戦略を提案できる機会は実務の中でも稀有な機会だと思います。最終提案に向けて、チーム全員で日々、ケース企業の成長を真剣に議論しながら取り組んでいるところです。

CBSオリジナル③:プロジェクト研究で新しいビジネス知識の創造

プロジェクト研究は、2年間の集大成を作り上げる科目です。CBSでの学びと受講生の実務経験を、専任教員からの指導を受けながら1年間にわたって練り上げることで、オリジナルのアプトプットを作成していきます。

CBSのプロジェクト研究の特徴は、次のような3つです。

  • 少人数の指導:ほとんどのプロジェクト研究は6名程度の少人数。すべて専任教員が指導します。
  • 選べるアウトプット:学術志向のアプトプット(論文)か、実務に直結したアプトプット(事業計画書(ビジネスプラン)など)かを、受講生のニーズに応じて選択できます。
  • 段階的な指導:アウトプットに向かっての段階的な指導があります。そのため、無理なく質の高いアウトプットを生むことができます。学術志向のアプトプットを求める学生には、研究方法を学ぶための科目(研究方法論基礎)や実証のための方法(社会調査法やケース研究法)を用意しています。また、実務に直結したアウトプットを求める学生に対しては、ビジネスプランニングやフィールドラーニングでの学びを準備しています。

優秀賞

CBSでは学生たちの学びに対する意欲を高め、かつ、学生たちの模範とするため、優れたプロジェクト研究のアウトプットを選び、優秀賞として表彰をしています。ご自身の業界や問題意識に近いアウトプットを見つけてみてください。

論文の内容、審査員による講評について詳しく知りたい方はテーマ名をクリックしてください。

2020年度3月修了生 優秀賞 一覧

[論文A]

[論文B]

2020年度9月修了生 優秀賞 一覧
2019年度3月修了生 優秀賞 一覧

CBSクオリティ:学生がもっとも重要な財産

私たちCBSが誇るもっとも重要な財産は、学生のクオリティです。スタンダードとオリジナルのプログラムを、経験豊かなビジネス・パーソンが受講することで、誇るべきCBSクオリティが生まれています。言うまでもなく、ディスカッション型の講義も、実践体験型の講義も、経験豊富な受講生がクラスにいるからこそ、成り立つものです。

  • 100%の在学生がビジネスパーソン:CBSの在学生は、100%が3年以上の実務経験者です。
  • 大半が経験豊かなビジネスパーソン:そのうち約80%が30〜49歳で、全体の平均年齢は、40~42歳程度です。CBSは、実務キャリアが10年程度ある、多様な業種での豊かな勤務経験がある人たちが集う場となっています。

(備考)修了要件

本研究科の修了の要件は、本研究科に2年以上在学し46単位以上を修得することです。
なお、修了要件については、修得単位数の合計が単に46単位であればいいというわけではありません。科目区分によって修得しなければならない単位が定められており、これを全て充たす必要があります。科目区分ごとに定められている単位、修了に必要な単位を超える単位修得が可能で、かつ、余裕のある履修計画を立てる必要があります。

科目区分 修了に必要な最低修得単位
基礎科目 14単位必修 46単位以上
発展科目 共通 2単位必修
その他分野 6単位選択必修
専門科目 6単位選択必修
プロジェクト研究科目 プロジェクト研究 8単位必修  
論文・課題研究  
※ 履修上のルールについて
  1. 基礎科目: 7科目14単位必修。
  2. 発展科目: 「アントレプレナーシップとビジネスプランニング」1科目2単位必修およびその他の分野の科目3科目6単位選択必修。
  3. 専門科目:3科目6単位選択必修。
  4. プロジェクト研究科目:「プロジェクト研究Ⅰ」「プロジェクト研究Ⅱ」の2科目8単位必修。 「論文」、「課題研究」は選択科目。

(備考)就業データ

2022年3月修了生(回答者のみ)

業種 人数
農林業 0
漁業 0
鉱業、採石業、砂利採取業 0
建設業 0
製造業 7
電気・ガス・熱供給・水道業 1
情報通信業 5
運輸・郵便業 1
卸・小売業 3
金融・保険業 3
不動産・物品賃貸業 2
学術研究、専門・技術サービス業 1
宿泊業・飲食サービス業 0
生活関連サービス、娯楽業 1
教育・学習支援業 1
医療・福祉業 3
郵便局・その他複合サービス業 0
宗教・政治 0
公務 0
その他 4
  32

2021年9月修了生(回答者のみ)

業種 人数
農林業 0
漁業 0
鉱業、採石業、砂利採取業 0
建設業 0
製造業 2
電気・ガス・熱供給・水道業 1
情報通信業 1
運輸・郵便業 0
卸・小売業 0
金融・保険業 2
不動産・物品賃貸業 0
学術研究、専門・技術サービス業 0
宿泊業・飲食サービス業 0
生活関連サービス、娯楽業 0
教育・学習支援業 0
医療・福祉業 1
郵便局・その他複合サービス業 0
宗教・政治 0
公務 0
その他 1
  8

2021年3月修了生(回答者のみ)

業種 人数
農林業 0
漁業 0
鉱業、採石業、砂利採取業 0
建設業 0
製造業 8
電気・ガス・熱供給・水道業 0
情報通信業 3
運輸・郵便業 2
卸・小売業 4
金融・保険業 1
不動産・物品賃貸業 0
学術研究、専門・技術サービス業 2
宿泊業・飲食サービス業 0
生活関連サービス、娯楽業 0
教育・学習支援業 2
医療・福祉業 2
郵便局・その他複合サービス業 1
宗教・政治 0
公務 0
その他 0
  25

2020年9月修了生(回答者のみ)

業種 人数
農林業 0
漁業 0
鉱業、採石業、砂利採取業 0
建設業 0
製造業 2
電気・ガス・熱供給・水道業 0
情報通信業 4
運輸・郵便業 0
卸・小売業 0
金融・保険業 0
不動産・物品賃貸業 0
学術研究、専門・技術サービス業 0
宿泊業・飲食サービス業 1
生活関連サービス、娯楽業 0
教育・学習支援業 0
医療・福祉業 0
郵便局・その他複合サービス業 0
宗教・政治 0
公務 0
その他 1
  8

2020年3月修了生(回答者のみ)

業種 人数
農林業 0
漁業 0
鉱業、採石業、砂利採取業 0
建設業 0
製造業 6
電気・ガス・熱供給・水道業 0
情報通信業 1
運輸・郵便業 0
卸・小売業 9
金融・保険業 2
不動産・物品賃貸業 3
学術研究、専門・技術サービス業 2
宿泊業・飲食サービス業 0
生活関連サービス、娯楽業 1
教育・学習支援業 0
医療・福祉業 0
郵便局・その他複合サービス業 0
宗教・政治 0
公務 0
その他 2
  26