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台湾最高検察庁検事総長ご一行が本法科大学院に来訪

2024年11月05日

 2024年10月29日、台湾最高検察庁の邢泰釗Hsing Tai-Chao検事総長をはじめとする5名の検察官の皆さんが中央大学法科大学院を訪問しました。

 

 来訪にあたっては、小林明彦研究科長、井田良教授がお出迎えし、本学についての説明の後、駿河台キャンパス内の模擬法廷や自習室、教室、図書室などを見学しました。

 模擬法廷では、法廷の仕様について、日本は裁判官3名と国民から選ばれた裁判員6名で審理にあたる「裁判員制度」を採用していることから、裁判官席が9席となっていることなどの説明がありました。台湾法は、全般的にドイツ法と日本法の影響を強く受けており、国民の司法参加についても、日本の裁判員制度に近い「国民法官制度」を採用(2023年から施行)しているため、特に強い関心を寄せていました。

 

 キャンパス見学後は、最近の刑事訴訟法改正や死刑をめぐる諸問題について意見交換会があり、本学からは井田良教授、小木曽綾教授、河原克己特任教授(派遣検察官)が参加しました。日本法への関心も非常に高く、台湾と日本の法制度の共通点と相違点をめぐり活発な議論が行われました。

 

 今回の訪問と意見交換をきっかけに、今後の交流も期待されます。