ビジネススクール

経営戦略論において、三愛オブリ株式会社航空事業部長須藤晃氏による授業内講演を実施

2023年10月26日

●概要
2023年10月21日(土)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム必修科目「経営戦略論」(担当:遠山亮子教授)において、三愛オブリ株式会社航空事業部長である須藤晃氏をお招きし、講演を実施しました。

●概要

石油製品・液化石油ガスなどの販売、航空燃料の給油などを行っている三愛オブリの事業とその多角化の経緯や各事業の戦略、特に須藤氏が担当されている航空事業のビジネスモデルについてお話しいただきました。受講生との質疑応答も活発に行われ、幅広い事業を経営環境の変化にどう対応させてきたか、今後どのような変化が必要とされるかなどについてもお話しいただき、チェンジ・リーダーを目指すCBSの学生にとっては多くの気づきを得る機会となりました。また、「どんなに儲かっても経営理念に合わないビジネスはやらない」という須藤氏の言葉は、変化する環境の中で自らを変化させ続けなければいけない企業にとってのぶれない軸としての理念の重要性を、受講者に改めて指し示すこととなりました。

●受講生の感想

エネルギー事業を柱とした多角的な事業展開それぞれを知る機会となり、日頃詳細に渡る事業形態、戦略などは取引先においても聞く機会は少なく、今回の講演より自社における事業計画や投資計画の策定について対比して考える事ができた。

実務家の方、特に経営者層の方の話をあの距離感で聴かせて頂くのは、非常に有意義でありました。通常の講義で培ってきたものを、リアルな世界と結びつけ、理解を深められるところに面白みを感じました。また、以前に比べて、自分の頭の中でもいろんな思考ができるようになったことを確認することができました。

私自身が携わっている業界とは全く異なる事業のお話を伺えたため、全て新鮮かつ勉強になるお話でした。特に航空事業における「施設事業」と「給油事業」のビジネスモデルの違いについて、一つの事業に内でも異なる収益モデルを取っている点が興味深かったです。

企業は人材、人財であることを痛切に感じました。また環境に変化・対応してきた企業であり、「何をするか、何をしないか」理念に合わないことはやらない、ぶれない軸の経営が存続の一歩であることを感じました。

既存事業としてどこに注力していくのか、新規事業として何に取り組んでいくのか等の戦略を自社以外の実企業ベースで、直接経営幹部から伺う貴重な機会となり、非常に勉強になった。

モットーとして、人と人とのつながりやコミュニケーションを大事にしており、数字は後からついてくるというお話に共感しました。また一番脅威に感じている事も人を確保出来るかという点であり、やはり経営戦略の土台には人財が重要であることが感じられました。

授業では経営戦略のフレームワークを勉強しているがそこでは学べない経営者層の生の考え・声を聴けて貴重な経験が出来た。
 

●CBSについてもっと知りたい方へ
「経営戦略論」は、経営戦略の基礎理論と実践の方法論を学び、「戦略経営」を実践するチェンジリーダーとなるための基礎を作る必修基礎科目です。理論を学ぶだけでなく、戦略経営の実践を「生きたケース」から学ぶために、経営者・経営幹部による講義が全7回の講義中必ず1回は設けられています。

CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/

今回の講義は、南甲倶楽部のご高配により実現しました。南甲倶楽部は中央大学出身の経済人による交流会であり、中央大学ビジネススクールは設立時より南甲倶楽部より多大なるご支援を頂いています。

南甲倶楽部の詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://nanko-club.jp/