ビジネススクール

ブランド戦略論において株式会社博報堂執行役員の宮澤正憲氏によるゲスト講演を実施

2023年05月23日

中央大学ビジネススクール(CBS)の専門コア・発展科目「ブランド戦略論」(担当:大西浩志准教授)では、2023年5月10日(水)の授業において、株式会社博報堂執行役員の宮澤正憲氏をゲストとしてお招きし、『ブランド・トランスフォーメーション(BX)~価値共創時代の新しいブランド経営』というテーマで授業内にてオンラインで講演をしていただきました。

【講義名】ブランド戦略論
【講演内容】
『ブランド・トランスフォーメーション(BX)~価値共創時代の新しいブランド経営』
宮澤正憲氏 株式会社博報堂 執行役員

<宮澤氏 略歴>
東京大学文学部心理学科卒業。株式会社博報堂に入社後、多様な業種の企画立案業務に従事。2001年に米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院(MBA)卒業後、ブランド及びイノベーションの企画・コンサルティングを行う次世代型専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」を立ち上げ、経営戦略、新規事業開発、商品開発、空間開発、組織人材開発、地域活性、社会課題解決など多彩なビジネス領域において実務コンサルテーションを行っている。株式会社博報堂コンサルティング非常勤取締役。
主な著書に『東大教養学部「考える力」の教室』『「応援したくなる企業」の時代』など多数。
現、博報堂執行役員。東京大学教養学部特任教授、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科客員教授を兼務。

<受講生の感想>
・特に若年層の価値観が変化し、ブランドの社会貢献が上っ面だけでなく実質的な意味で求められている事が理解できた。「消費者」ではなく「生活者」に対するブランド戦略を考えていく事が肝要であることも理解できたが、実際に自分の職場で実施していくためには経営者や上司など組織に関わる意思決定者のマインドが変わる必要があるとも感じた。

・「ファンをつくる」「サステナブル志向」「パーパス」などの内容について、自社ですぐに実践してみたいと思った(うちはパーパスがちゃんと定められていない気がしており、不安にもなりました)。

・「ブランドを自生的に活動する場ととらえ、ブランドマネジメントには生活者との動的な共創が重要」という話を伺い、企業を自治体に置き換えると地方創生、地域活性事業として地域ブランディングもできそうだなと良いヒントをいただきました。

・DXベンダーの立場としては、DXなんて大きい事は言わずデジタル化からでも進めてほしいなと思っております(笑) 。一方で、社内にパーパスを見据えたDX提案をできる人材が不足しているとも自覚しており、B2Bのお客様にそもそもなぜDXするのかといったコンサルティング的なサービスも同時に提供できる能力を高めることが必要だと感じました。

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