ビジネススクール

デジタル変革時代のサービス戦略において株式会社gaaboo取締役 古屋龍生氏による講演を実施

2022年06月05日

●概要
2022年5月19日(木)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム 専門選択科目「デジタル変革時代のサービス戦略」(担当 山本秀男教授)において、株式会社gaaboo取締役 古屋龍生氏をお招きし、講演を実施しました。古屋さんはCBSの修了生(5期、2014年3月修了)で、修了した年に現在の企業を立ち上げました。

講演では、SNSが日々機能をアップデートしており、最近2年間では、AIによるコンテンツのレコメンド力と、ショッピング機能の高度化が著しく、これまでのメディアでは実現できなかった「商品の認知から購買」までの一連の行動がスマートフォンだけでできるようになったという説明がありました。その後、Twitter, Facebook&Instagram, TikTokなどのサービスにおいて、利用者がどのように行動しているかの事例の紹介があり、SNSを活用したソーシャルメディアマーケティングの考え方について説明がありました。続いて、受講者の小グループでSNSの利用状況や活用理由を討論した後、クラス討論でゲスト講義に関連する質問が次々と出され、全社戦略とSNS活用や組織体制に関する課題など、多岐にわたって議論がされました。

●受講生の感想

古屋 龍生 様 この度はソーシャルメディアマーケティングに関する貴重なお話を賜り、誠に有難うございました。 CBS 卒業後、すぐにご自身の会社を設立し、現在も経営者として第一線でご活躍されている古屋様の行動力とバイタリティに大変感銘を受けました。  聴講した内容では、インフルエンサーであるユーチューバーは非常に大きな影響力を持 っており、現在では地方創生支援や政治家、経営者からも相談があるとのことで、改めてその影響力の大きさに驚きました。 確かに考えてみれば、私にも小学 4 年生の息子がいますが、ヒカキンさんのユーチューブ を観て、しぐさを真似てみたり、動画の内容を説明してくれるので、こうした点からもユー チューバーが与える影響力は大きいと実感しました。

授業の中で、SNS は経営活動においても活用できる部分が多くあることがわかり、今後は 広告宣伝、販売促進、人材採用等にて積極的に導入していきたいと思いました。 SNS では、Instagram が写真からタップして気になる商品を購入ができる、また YouTube もそういった研究開発を進めているというお話を聞き、これからの購買スタイルが大きく 変化し、より便利になっていく未来に大きな期待を寄せることができました。 SNS は今後も新しいサービスや機能の追加により、早いスピードでアップデートされていくと思いますので、今回の授業を通じて得た知識と理解によって、自身の経営活動に活かせ るよう SNS を活用する側としても追従し、アップデートしていきたいと思います。(K)

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今回の事前課題で、個人の目線、開発者の目線でソーシャルメディアビジネスを考えましたが、古屋先生の授業を受けて企業からの目線、SNS事業者からの目線でソーシャルメディアビジネスに活用することを考えはじめました。

各SNSの仕組みを説明いただき、SNS運営している会社は人々がもっとSNSを使えるようにいろいろ分析し、努力していることがわかりました。

Facebook、Twitterに代表されるSNSの利用は、個人だけでなく企業にも浸透し、年々その重要性は高まっていると感じられています。自社も3年前からSNSの取り組みに力を入れ始めました。自社がSNS活用して、集客につなげるし、カスタマーサポートもしています。そしてファンを増やすなど、SNSが役に立てるものはたくさんありました。

しかし、自社ではSNSやソーシャルメディア活用の効果が測りにくいことはありました。SNS活用、ソーシャルメディアは自社にとって重要な戦略の一つだと認識しています。これからも自社のマーケティングを理解し、積極的に協力していきたいと思います。(S)
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先日講義を頂きました株式会社gaaboo 古屋龍生さんの講義を受けての感想を送付させて頂きます。 まず、最初にSNS全体についてのお話、続いて各SNSアプリの詳細について、最後に今後の活用等について教えて頂きました。 グループワークの際にグループのメンバーと話す中でこのアプリにはこんな機能があるとか、みんなで話し、実際に私は今まで入れていなかった TikTokをダウンロードして入れてみました。 各SNSのサービスの特徴を踏まえて、有効に使い分けていくこと、企業の業務としてや、広告を出稿する際などにおいて大変勉強になりました。 私は製薬会社にて業務にあたっているため製品についての投稿等はできない立場ですが、疾患啓発活動では弊社でもYoutubeを用いたり、企業の活動をFacebookに掲載等しています。 また、新薬上市後などではTwitterで医師のコメントや患者が処方されたつぶやきなども確認して社内で共有しておりましたので、直接患者さんと することは難しいですが、情報への意識は今後も高まっていくのだろうと感じました。 デジタル変革時代の正に最前線で活躍されていらっしゃる古屋さんのお聞きできて本当にありがとうございました。 今後もいろいろとご教示等頂ける機会が今後も頂けたらと思いました。 ありがとうございました。(Y)

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古屋龍生 様 このたびはお忙しい中ご講義を頂き有難うございました。
普段使用しているSNSをビジネスの側面から考え直す事ができた大変有意義な機会でした。各SNS の年代別の使われ方、特徴を再認識致しました。また、
・視聴する側がより短時間で、気軽に、多くの動画に触れる傾向にある
・興味から即購入へ 決済の場としての進化
など最新の動向を知る事ができました。
私はBtoBビジネスに従事しており、Bの顧客であるCを意識したマーケティングにSNSをどう活用していくかについて模索しておりますが 解に至っておらず今回のご講義から得た気づきを元に検討を深めて参りたいと思います。

この度は多くの学び、気づきを頂き有難うございました。(T)
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SNSにより、みんなで流行るのではなくそれぞれの領域で盛り上がっているというのは、納得しました。今までそのように見たことがなかったですが、カテゴリー毎にリコメンドもあり体感していることが腑に落ちました。関心のある人には届けやすい一方、新規などすそ野を増やすにはまた別視点での施策が必要になるのだと思いました。ターゲットを定めて、SNSを使いこなし、コンテンツも分けて、、、とやるとSNS運営が大変なことが やっと理解できました。 いろんな人のSNSの使い方を聞いて、正解はないからこそ趣味・志向がでて面白かったです。自分主体でSNS運営を考えても、世代や性別、生活など によって使い方は異なり、上手くターゲットにリーチできないことがわかりました。 私はSNS担当ではないので直接運営することはないのですが、これからnoteとかの運営をしていく予定なので、今回のお話を生かして特性やターゲ ト、届けるものを考えていきたいと思います。(W)
 

●CBSについてもっと知りたい方へ
デジタル変革時代のサービス戦略は、CBSの専門選択科目の一つです。インターネットの仕組みの基礎を理解した上で、DX(デジタル変革)時代のサービス展開を考える際の要件を、実際の企業事例を用いたディスカッションの形式で総合的に学べるように設計されています。

CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/