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『共創ビジネスをデザインする』のテーマで、オムロン(株)イノベーション推進本部インキュベーションセンタ長の竹林一氏が授業内で講演

2019年10月18日

【講義紹介】ゲスト講演

『共創ビジネスをデザインする』
竹林一氏(オムロン(株)イノベーション推進本部インキュベーションセンタ長)
オムロン(株)の駅務事業プロジェクトマネージャーを務めたのち、新規事業開発推進関連の部門長、オムロンソフトウェア代表取締役社長、オムロン直方代表取締役社長、ドコモ・ヘルスケア代表取締役社長を歴任する。現在は、IoT、センシングデータ流通にかかわる各種委員会、起承転結型人材育成モデルを提唱し、起承転結型人材開発モデルなどイノベーション組織の構築にかかわる講演に活躍している。

 

講義名『共創ビジネスをデザインする』

 

中央大学ビジネススクール(CBS)の専門コア科目「ビジネスエコノミクス」(担当:丹沢安治教授)では、10月5日(土)の授業において、竹林一氏(オムロン(株)イノベーション推進本部インキュベーションセンタ長)をゲストとしてお招きし、『共創ビジネスをデザインする』というテーマで授業内講演をしていただきました。
講演ではIoT戦略から始まりましたが、最終的には起承転結型人材開発モデルというイノベーションを引き起こす組織構築にかかわるテーマとして、受講生の関心を呼びました。

 

・受講生の感想 

今回はオムロン(株)インキュベーションセンタ長の竹林一氏からこれまでの新規事業開発、技術的なイノベーション、社会課題の解決を目指すプロジェクト遂行、社外ベンチャーの経験をもとにお話していただきました。
自動改札の話をきっかけにプロジェクトマネジメントのご苦労話、そしてイノベーションを実現するためのコンピテンシーのお話が真骨頂であると思います。
新規の事業展開を「起・承・転・結」に竹林さんは例えます。それぞれのステージで求められる資質(コンピテンシー)が異なることを唱えます。「起」=発想する力(好奇心)、「承」=概念化する力+巻き込む力、「転」=分析する力+貫徹する力、「結」=観察する力、としています。またこの「起・承・転・結」も2つのタイプがあり「モード」としています。モード1起承転結の転結を担う既存事業や核になるビジネスを進める人たち=武士とし、モード2は起承転結の起承を担うスピードや機動力を重視する人=忍者と例えています。上場企業で新規事業開発をしていたので、とてもよくわかりやすい例えで、勝手に「我が意を得たり!」と唸りました。是非機会を作って竹林さんに裏話を伺いたいと感じるような講演でした。
機会を作っていただいた丹沢教授、有難うございました!
 

(受講生Tさん)