2025年4月15日、帝国ホテル東京にて開催されたトルクメニスタン大統領とのビジネスミーティングにおいて、研究開発機構の渡邉正孝機構教授が、トルクメニスタン環境保護省との間で「国家温室効果ガスインベントリの改善とパリ協定に基づく報告能力向上に関する覚書(MOU)」を締結しました。
本覚書は、環境省受託事業における温室効果ガス測定衛星(GOSATシリーズ)を活用し、各国の温室効果ガス排出量データと衛星観測データの整合性を確認する共同プロジェクトの一環です。中央大学はこれまでにモンゴルをはじめ中央アジア各国との協力体制を構築しており、今回のトルクメニスタンとのMOU締結により、中央アジア5カ国すべてとの協力関係が整いました。
今後、衛星観測技術を活かして、各国の透明性ある国連への排出量報告(BTR)支援を推進してまいります。また、トルクメニスタンにおいては、キャパシティビルディングも重視した協力を進めていく予定です。
本プロジェクトを通じて、中央大学は地球規模の気候変動対策に貢献し、国際社会との連携をさらに深めてまいります。
(写真提供:(一社)ROTOBO)

(左) 渡邉正孝 研究開発機構 機構教授、(右)ドゥルディ・ゲンジエフ トルクメニスタン水利国家委員会議長