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平成19年度 中央大学学術研究奨励賞受賞者一覧

(順不同・敬称略)

氏名
(ふりがな)
所属身分
研究業績等の内容(要旨) 他機関からの受賞
○受賞名
○授賞機関
○受賞日
奨励賞推薦理由(要旨)
山内 惟介
(やまうち これすけ)
法学部教授
ドイツと日本の比較法に関わる長年の研究実績と国際交流(学術面での)への貢献が表彰されたため、多数にのぼるが、特に独語で執筆された多くの研究論文(一覧参照)では、日本の金融法・経済法・企業法における制度紹介、現状分析が比較法の視座から詳細に行われ、優れた評価を受けた。 ライマー・リュスト賞(フンボルト学術賞)
国際学術・文化交流部門賞
ドイツ関係の学問分野の奨学金制度で世界的に著名なフンボルト財団が、今年、テュッセン学術振興財団との共同出資で創設した、国際学術・文化交流に特に貢献した研究者を表彰する部門賞が、このライマー・リュスト賞(財団元会長の名をとってReimar-Lust-Preisと名づけられた)である。初の授賞者として、日本から山内惟介教授、アメリカからATT/WTO法の基礎理論研究で名高いKenneth Dam (シカゴ大学ロースクール)教授が選ばれた(全世界から2名のみ)。(これまで法律部門でフンボルト学術賞を受賞したのは、北川善太郎教授、竹下守夫教授、藤田宙靖最高裁裁判官など7名にとどまる。)世界に通用する学術賞を受賞されたことで、中央大学の名が、山内教授とともに世界各地で大きく報道された。学術研究奨励賞の趣旨に適っていると思われるため、ここに推薦致します。
アレキサンダー・フォン・フンボルト財団
2007年3月23日
梅原 秀継
(うめはら ひでつぐ)
商学部教授
株主持分を会計主体の一般理論と連結基礎概念の両面から分析検討し、所有主理論と経済的単一体説は理論的に両立可能と論証した。 日本会計研究学会学会賞 梅原秀継教授は雑誌「会計」2006年4月号所収の『会計主体と株主持分』により本年9月1日開催の第66回日本会計研究学会において日本会計研究学会学会賞を受賞しました。この賞は過去1年間に発表された論文のうち最も秀れた業績に対して授与されるもので、会計学界では最も権威ある賞であります。よって梅原教授を学術研究奨励賞に推薦致します。
日本会計研究学会
2007年9月1日
稲見 武夫
(いなみ たけお)
理工学部教授
ゲージ理論におけるトップクォークなどの重い粒子の寄与の研究により、統一理論の標準模型確立に向けて、素粒子物理学の研究を方向づけた。 2007年度素粒子メダル 1980年代、素粒子の統一理論の模型はまだ模索の段階であった。候補者がこの年代に発表した授賞対象論文(Progr. Theor. Phys. 65(1981)p.297-314)は、素粒子物理学の実験と理論の研究を正しく進める方向を指し示しており、素粒子の標準模型の確立に大きく役立った。したがって、候補者の研究は素粒子物理学の発展に広く貢献しており、学術研究奨励賞に値すると考え、推薦いたします。
素粒子論委員会
(素粒子論グループ内の委員会)
2007年9月23日(物理学会年会)
今井 秀樹
(いまい ひでき)
理工学部教授 
匿名で暗号化でき、しかも将来どのような高性能のコンピュータが現われても安全性を維持できる方式を初めて提案した。長期間にわたり匿名性を保ちたい電子投票などに今後大きな役割を演じると期待される。 The Wilkes Award (Best paper
published in avolume of The
Computer Journal 2006)
The Wilkes Awardは会員6万人を擁する英国コンピュータ学会刊行のThe Computer Journalに当該年に掲載された全論文の中から選ばれた最優秀論文1編の著者に授与される賞であり、同学会で最も権威のある論文賞である。このジャーナルはISIのJournal Citation Reportによると、2006年情報科学・情報システム分野の81学術誌の中で9位にランクされる有力誌である。そのような学術誌において、最優秀論文と評価されたことは、この研究成果が世界のトップレベルにある証であり、学術奨励賞に相応しいと考えられる。
The British Computer Society
2007年5月18日
牧野 光則
(まきの みつのり)
理工学部教授
視覚特性を利用した詳細度制御による没入型システムでの高速表示 第23回NICOGRAPH論文コンテスト
審査員特別賞
候補者はコンピュータグラフィックスとバーチャルリアリティに関する研究を幅広くかつ精力的に進めている。今回の受賞は本学に設置しているCAVEと呼ばれるバーチャルリアリティシステム上で大量の物体情報を効率的に表示し、利用者の利便性を高めるものである。NICOGRAPHはわが国における当該分野の草分け的存在であり、平成17年に続く8回目の受賞は本学研究奨励賞にふさわしいものと確信する。
芸術科学会
2007年11月16日
山村 清隆
(やまむら きよたか)
理工学部教授
大規模非線形回路のすべての解を求める効率的で実用的なアルゴリズムを開発し、集積回路設計の分野に大きく貢献した。 最優秀論文賞 集積回路設計における重要な未解決問題として知られる「大規模非線形回路のすべての解を求める問題」に対し、非常に効率的かつ実用的なアルゴリズムを開発し、世界で初めて大規模非線形回路の全解探索に成功し、IEEE(米国電気電子学会)主催の国際会議ICCCAS2007で最優秀論文賞を受賞した。この賞はICCCAS2007に投稿された約500編にのぼる論文の中から最も優秀とされた3編に授与されたもので、世界水準で高い評価を得た論文として非常に高く評価される。
IEEE(米国電気電子学会)主催の国際会議ICCCA2007
2007年7月12日
中村 太郎
(なかむら たろう)
理工学部准教授
カタツムリを規範とした進行波移動機構を有する全方向移動型ロボットの開発 Highly Commended Award 本研究は、カタツムリの移動方法からヒントを得た進行波移動という移動手法をロボット化し、これを全方向移動に適用した研究である。現在、本研究は中央大学内のCLIPにて、2件の特許を出願しており、他の移動型ロボットには見られない独創的な研究として、上記の国際団体が主催する国際会議 10th International Conference on Climbing and Walking RobotsよりIndustrial robotics Highly Commended Awardを受賞した。よって本候補者は当該賞にふさわしいと考え、推薦する。
CLAWAR Association
2007年7月17日