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平成18年度 中央大学学術研究奨励賞受賞者一覧

(順不同・敬称略)

氏名
(ふりがな)
所属身分
研究業績等の内容(要旨) 他機関からの受賞
○受賞名
○授賞機関
○受賞日
奨励賞推薦理由(要旨)
冨田 俊基
(とみた としき)
法学部教授
名誉革命に遡って国債の本質を明らかにし、各国の国債金利の格差が物語る歴史の中に日本国債の未来を問う。 日経・経済図書文化賞 冨田俊基著「国債の歴史-金利に凝縮された過去と未来」(東洋経済新報社)が日本経済新聞社と日本経済研究センター共催の2006年度・第49回「日経・経済図書文化賞」受賞図書に決まった。この賞は過去1年間に出版された経済図書の中で特に優れた図書に贈られるもので、本年度は5作品に贈られたうちの1作品となった。
日本経済新聞社・日本経済研究
センター共催
2006年11月6日
塩見 英治
(しおみ えいじ)
経済学部教授
著書「米国航空政策の研究-規制政策と規制緩和の展開-」によって、米国航空政策に関する詳細な制度分析を展開し、確固とした結論を得るとともに、我が国における政策展開に必要な提言を導いた。 1.第65回日本交通学会賞 1978年の航空規制緩和法によって、米国は世界に先駆けて国内航空輸送の規制を撤廃し、その後の先進国における広範な公益事業領域での規制緩和の取り組みに大きな影響を与えた。本書は膨大な関連情報を克明に収集・分析し、規制緩和だけでなく、1978年までの規制政策、並びに国際自由化という3つの大きな枠組みで包括し、航空政策全般と航空産業組織構造の変化の主要項目について体系的に研究した労作である。規制緩和下における競争制約の問題、競争政策上の課題についても検討を行っている。さらに、米国の規制緩和政策を日本に適用しようとすればどうなるのかという分析視角を常に用意し、研究内容にしっかりとした筋道を与えて、分析結果に実効性を持たせている点で、高く評価される。日本学術会議登録認定の2つの学会から表彰されており、中央大学学術奨励賞の対象として適格と判断されるので、ここにご推薦申し上げます。
日本交通学会
2006年11月11日
2.第15回日本海運経済学会賞
日本海運経済学会
2006年10月14日
浅野 孝夫
(あさの たかお)
理工学部教授
世界的に権威のある情報工学の国際的雑誌と国際会議での発表論文による離散アルゴリズムの研究と普及に対する極めて顕著な貢献。 情報処理学会フェロー 情報科学の基盤となるアルゴリズム理論の分野で、世界的に権威のある国際的雑誌や国際会議で研究成果を多数発表し、それらの論文は第一線の研究者に広く引用されている。さらに、最先端の研究動向を解説する著書や翻訳書を通して、日本における離散アルゴリズム研究のレベルを国際的なものに導いている。これらの顕著な貢献により情報処理学会のフェローに認証されている。浅野教授を学術研究奨励賞候補者として推薦します。
(社)情報処理学会
2006年3月8日
榎本 忠儀
(えのもと ただよし)
理工学部教授
新しい半導体の低消費電力化技術で、ディジタルLSI部門における最優秀論文および画像処理技術の工学的・技術的観点からの研究の振興と促進に関する功績。 1.LSI Design Contest ; Special Feature Award 新しい演算アルゴリズムと新しい回路アーキテクチャの開発により動作時の消費電力を一桁削減できる技術、リーク電流が発生する物理的要因を断ち切る技術を開発した。これらの技術を携帯TV電話やゲーム機器で必須な平方根・除算回路に適用し、ディジタル半導体LSIの低電力化と低リーク化を実証し、ディジタルLSI部門における最優秀論文賞(Special Feature Award)を受賞した。一方、著書「画像LSIシステム設計技術、コロナ社(映像情報メディア学会編)、pp. 1-319」では、最新の技術を紹介するだけでなく、工学的・技術的観点から新しいアイデアの創造促進と研究の振興に寄与する著書であるとして、高い評価を受けた(テレコムシステム技術賞)。よって榎本教授を学術研究奨励賞候補者として推薦いたします。
IEEE ASP-DAC2006
2006年1月25日
2.第21回電気通信普及財団賞
(テレコムシステム技術賞)
電気通信普及財団
2006年3月20日
大隅 久
(おおすみ ひさし)
理工学部教授
ホイールローダの自律化に関する候補者の論文が、第23回建設における自動化・ロボット化に関する国際会議(ISARC)で、最優秀論文賞を受賞した。 23rd ISARC Best Paper Award ISARCは建設の自動化とロボット化を専門に扱う世界で唯一の国際会議で建築、土木、ロボットといった異分野の研究者が集まり議論するのが特徴である。筆者らはこれまで産業技術総合研究所、筑波大学を初めとした複数の機関によるホイールローダの自律化を目指す“山祇(やまづみ)プロジェクト”に発足当時から参画し、中心的技術課題である土砂の自動掬い取りを担当している。今回、そのプロジェクトが世界的評価を受けた。
ISARC実行委員会
2006年10月4日
新藤 斎
(しんどう ひとし)
理工学部教授
原子間力顕微鏡による食塩結晶表面構造の研究への貢献。 日本海水学会学術賞 新藤教授は原子間力顕微鏡技術を種々の結晶表面構造の研究に応用してきた。食塩結晶は最も代表的なイオン結晶であり、過去何世紀にもわたって世界中の研究者、技術者が強い関心を抱いてきた。新藤教授は新しい実験法を伝統的研究対象に適用することにより食塩結晶の防湿、結晶形状の制御などの実用的な課題を原子レベルで理解することに成功した。基礎研究が応用分野でも高く評価されたことは大学の社会貢献として大きな意義がある。
日本海水学会
2006年5月30日
西田 治文
(にしだ はるふみ)
理工学部教授
植物分類学の進歩に長年寄与し植物科学の発展に貢献した。 日本植物分類学会賞 西田治文教授は長年植物の系統進化学の分野で研究活動を続けられ、特に維管束植物の進化過程解明に欠かせない植物鉱化化石の研究において国際的にも高く評価される成果を挙げてこられました。この度、日本の植物分類学を代表する歴史ある学術登録団体である日本植物分類学会の学会賞を授与されたことは本学が顕彰に値すると考えます。
日本植物分類学会
2006年3月19日
フェリエ、ミカエル
(ふぇりえ、みかえる)
文学部教授
Tokyo petits portraits de I'aube (『東京夜明けの肖像』)ガリマール社刊、現代の東京を舞台にした小説 アジア文学賞 フェリエ氏が2004年9月に公刊した『東京夜明けの肖像』は現代東京を舞台とした小説で現代日本の姿と知性豊かに、また感性豊かに捉え思いがけない東京の姿をフランス語読者に雄弁に伝える作品となっている。フランスの読書界でも好評をもって迎えられ多くの新聞、雑誌で取り上げられ、売れ行きも順調であったが、この度フランス政府が支援する世界最大のフランス語表現の作家団体である「フランス語作家協会」が授与する賞である「アジア文学賞」を授与された。この受賞は海外における日本理解への氏の大きな貢献を示している。
フランス語作家協会
2006年3月18日
安野 智子
(やすの ともこ)
文学部助教授
著書「重層的な世論形成過程」(東京大学出版会、2006年2月刊) 日本社会心理学会出版賞 左記著書によって候補者は世論形成に関する社会学的・社会心理学的な研究を理論的及び実証的に展開し国際的にみても高水準の成果を提示した。その研究内容は中央大学における授業にも生かされ学生は高度な内容の教育を受けている。それと同時にこの著作によって候補者は中央大学の学術水準の高さを世に示すうえで大きな寄与をなしている。
日本社会心理学会
2006年9月17日
平野 廣和
(ひらの ひろかず)
総合政策学部教授
数値流体解析による偏平矩形断面の非定常空気力の振幅依存性に関する一連の論文 日本風工学会賞(論文) 従来から種々の橋梁断面に対して数値流体解析を適用した例は多いが、超長大橋梁で採用される偏平矩形断面において、この橋梁に作用する風荷重ならびに動的な応答特性に関して静的及び動的解析を実施し、定性的・定量的に風洞実験結果を再現した。さらに風洞実験で説明できなかった動的応答の振幅依存に代表される複雑な空気力特性を数値流体解析で説明した点が評価に値する。
日本風工学会
2006年5月31日