保健体育研究所

野外運動研究班

2026年度研究計画概要

【主たる構成員】
 高村、村井、蓬郷、客員5人、布目
【研究計画概要】
 野外運動研究班では、次年度に次の3つの研究テーマを掲げ、研究活動を行っていく。
 1.スノースポーツの安全管理・安全教育 
 2.スノースポーツの生理学的評価 
 3.AlpineCanadaにおけるアルペントレーニングシステムの運用実態とLTDに関する研究
 テーマ1については、スノースポーツ事故のデータ蓄積および分析を行い、事故防止に向けた効果的な安全教材の開発に取り組んでいく。また、テーマ2においては、スノースポーツ事故の機序について、疲労およびサーカディアンリズムの観点から検討する。これよって、生理学的な視点からの事故防止策を提案し、テーマ1への接近を図る。
 テーマ3については、選手育成の背景にあるフィジカルリテラシー、マルチスポーツ経験の重要度など、育成プランの策定に関わる理論的背景について、スキー強国カナダでの調査研究を行う予定である。
 これまで、これらの継続的な研究成果を反映し、所属メンバーの内3人が、全日本スキー連盟刊行の「スキー教程」「スキー教程安全編」「スノーボード教程」の執筆に名を連ねるなど、研究成果の社会への還元を地道に行ってきた。次年度もこれを継続できるよう研究活動に専念したい。

過年度研究活動報告

2025年度研究活動報告

【課題①】
・「スノースポーツ安全手帳」をリニューアルし、《第3版》を完成させた。
・「第24回スキー場の安全対策に関する講習会(一般財団法人日本鋼索交通協会主催)」に研究員1人、客員研究員3人が参加し、フィールド講習およびディスカッションのファシリテーターを担った。講習会を通して、全国のスキー場関係者から安全対策に関する情報を得るとともに、本研究班の成果である「スノースポーツ安全講座 第2版」を紹介した。
・今シーズン、索道およびスノーエスカレータでの死亡事故が発生したことから、同種事故の予防に向けた安全教材づくりのための資料収集を行った(主に写真撮影)。

【課題②】
高速IC至近のスキー場(新潟県湯沢地区)来場者へのインタビューにとどまり、生理学的データの収集に至らなかった。

【課題③】
本課題に関する国外出張(スノースポーツニュージーランド、ワナカ、6泊7日、1人)については、諸般の事情により見送りした。
(口頭発表)
「ノルウェーのアルペンスキー競技者育成における文化・制度・実践の連関―育成理念とヤンテの掟の検討―」(日本スキー学会第36回大会)