Eventイベント

人文科学研究所

人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ(「リアリティの哲学」チーム)

日程
2026年11月14日(土) 12:30~14:30
場所
多摩キャンパス Forest Gateway Chuo F408教室及び オンライン会議システム(Zoom)によるハイブリッド形式
日程
2026年11月14日(土) 12:30~14:30
場所
多摩キャンパス Forest Gateway Chuo F408教室及び オンライン会議システム(Zoom)によるハイブリッド形式
内容

報告者     村田 康常 氏(名古屋柳城女子大学こども学部こども学科教授) 

 

テーマ     ホワイトヘッド哲学で読む絵本──リアリティとファンタジーの融合 

 

要旨    子ども向けに作られた絵本をA. N. ホワイトヘッドの「有機体の哲学」の視点から読み解いてみよう、あるいは、子どもの絵本体験と絵本というメディアのもつ特性をホワイトヘッドのプロセス哲学的な観点から考えてみよう。これが、この研究の出発点です。子どもがはじめて出会う文学でありアートである絵本を真剣に検討すると、そこに作家たちがこめた深い洞察が、子どもたちに最高で最良のものを与えたいという熱意や使命感とともに見えてきます。また、絵本というメディアが、深い哲学的洞察を含ませることのできる優れた表現手段であることもわかってくるでしょう。この発表では絵本のプロセス論的な読解の試みとして、3つの点に着目してみます。まず、(1)絵本に描かれた子どもたちの世界がリアリティとファンタジーの融合からなっているということを実際の作品を読解しながら見ていきます。次に、(2)そのようなリアリティをもったファンタジーの世界は、ページめくりのダイナミズムによって時間的な推移をもちつつ、開かれたページの見開きの絵と物語る言葉によって同時的世界として表現され、子どもたちにアクチュアルな経験として迫ってくるということを考察します。そして、(3)そのような哲学的な深みを内包した絵本を親や保育者などに読んでもらう経験(絵本体験)が、読み手との親密な関係をベースにして冒険やアートや心の平安の体験をもたらし、永続的な効果を子どもたちの人格にもたらすことを考察します。(1)では、ホワイトヘッド哲学におけるシンボリズムの議論を支柱とし、(2)では、ホワイトヘッドの時間論に則って絵本の構造を考え、(3では、ホワイトヘッドがその文明論において文明化した社会の5つの徳として提示した「真」「美」「アート」「冒険」「平和」の概念を示唆しながら子どもの絵本体験を考えてみます。

 

 

【注意事項】

<オンライン参加の注意事項>
・参加には アプリのダウンロードが必要になります。

・レクチャー中の録音・録画はお控えください。

・オンライン会議のお問合せは当研究チーム責任者までお願いします。
 事務室では対応いたしかねますのでご了承ください。

<対面参加の注意事項>

・構内でのマスクの着用については個人の判断に委ねることが基本となりますが、

3密を回避できない場合はマスクの着用を推奨します。

・手洗い手指消毒などの基本的な感染防止対策にご協力ください。                                                      

 

 

 

参加費

無料

参加手続き

オンライン参加をご希望の場合はお申し込みが必要です。対面参加は事前申込不要です。

オンライン情報は、以下のURLから登録することで、個人用のZoomリンクが発行されます。

◆Zoom登録フォームはこちら

 申込締切日:11月14日(土) 開始直前まで受け付けております。

企画実施名義

主催:人文研チーム「リアリティの哲学」(責任者:寺本 剛 研究員)
共催:時間・偶然研究会