人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ（「ピグマリオン神話の表象」チーム）

報告者 ：　丹治　竜郎　研究員（中央大学文学部教授）

テーマ　：　「恋に落ちた中年男

　　　　　　　―ウィリアム・ハズリットの『愛の書、あるいは新ピグマリオン』を読む」

要　旨　：　ロマン主義時代のイギリスの批評家・随筆家ウィリアム・ハズリット（1778-1830）は、既婚者で40歳を過ぎていたにもかかわらず、1820年に19歳の独身女性サラ・ウォーカーに病的なほど激しい恋心をいだくようになるのだが、結局サラから拒絶され、自殺を考えるほど精神的に落ち込んでしまう。ハズリットはそのときの経験をもとにして、1823年に『愛の書、あるいは新ピグマリオン』という本を出版することになる。この発表では、『愛の書、あるいは新ピグマリオン』を精読し、恋に落ちた中年男がみずからを新ピグマリオンと称する意味や意図を探ってみたい。

<会場>調布文化会館たづくり1202号室　
東京都調布市小島町2丁目33-1
京王線調布駅広場口から徒歩4分
公式ホームページ：https://www.chofu-culture-community.org/tazukuri
交通アクセスは公式HPをご覧ください。

無料

事前申し込みは不要です。

主催：人文研チーム「ピグマリオン神話の表象」