人文科学研究所主催公開講演会開催のお知らせ（「芸術と批評」チーム）

山之内 英明 客員研究員

テーマ： 「松風～観阿弥・世阿弥から細川俊夫への系譜～」

内容：

　来年二月新国立劇場での細川俊夫《松風》日本初演に向けて、日本近世の楽劇（人形浄瑠璃文楽）を専門領域とし、同時にオペラ・オーケストラを中心とした音楽評論家でもある山之内英明研究員による作品分析講座を開催する。
　まず《リアの物語》に始まり十二月に初演を迎える《二人静》までの細川氏のオペラ創作の流れを振り返る。その中でも特に能に基づいた三作、《班女》《松風》《二人静》に注目し、オペラと能を行き来しながら以下のような点について論じる予定である。
(1)  能『班女』から三島の近代能楽集を経てオペラ《班女》までの文学的変遷
(2) 『松風』におけるシテ（松風）とツレ（村雨）の謡いの特色と、オペラ《松風》における女声の扱いの特色の比較
(3)  能『松風』『二人静』に共通の特色

30名

無料

参加ご希望の方はlestroyens@hotmail.com までメールで参加希望の旨と参加予定の方のお名前を書いてご連絡ください。

人文科学研究所研究会チーム「芸術と批評」