Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「18・19世紀英国の女性詩人」チーム)
- 日程
- 2017年9月23日(土)10:30~12:30
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室2
- 日程
- 2017年9月23日(土)10:30~12:30
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室2
- 内容
講 師: 安斎 恵子 客員研究員 (お茶の水女子大学)
テーマ: 「POEMS by Matilda Betham, 1808 より2篇を読む」
要 旨: Matilda Bethamの1808年出版の詩集から、女性らしい自意識を直截に歌うソネット1編と、男女の境界を超え寄り添う姿勢で書かれた(ように見える)‘The Heir’という作品を取り上げる。内面から吐き出される「棘」の潜在的な破壊力と、淡々とした描写のな かの共感力が対照的なこの二つの作品には、共通するテーマとし て、悲痛に満ちた「自制」が読み取れる。
講 師: 兼武 道子 研究員 (中央大学)
テーマ: 「Agnes Mary F. Robinsonの詩を読む」
要 旨: 詩、小説、評論、伝記などを著し、ギリシア古典文学の研究者でもあったAgnes Mary F. Robinson (1857-1944) は、汎ヨーロッパ的な視座を持つ教養人だった。発表では、アリストパネスの戯曲『鳥』を翻案した作品を取り上げ、ギリシア古典研究とジェンダーの問題を考察したい。また、彼女の幅広い詩作の一端を占める唯美的な叙情詩からも数篇を選んで読み、作風が高踏派や象徴主義と親和性を持つことを指摘したい。
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「18・19世紀英国の女性詩人」