Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ(「視覚と認知の発達」チーム)
- 日程
- 2017年3月17日(金)16:00~17:30
- 場所
- 多摩キャンパス 3号館3913教室
- 日程
- 2017年3月17日(金)16:00~17:30
- 場所
- 多摩キャンパス 3号館3913教室
- 講師
河原 純一郎 氏
(北海道大学大学院文学研究科、特任准教授)
- 内容
テーマ:「知覚的構えの柔軟性と顔への注意捕捉」
要 旨:
人は社会的な手がかりとしての顔には自然に注意が
向きやすいと一般的には言われている。一方で,認
知心理学の世界では,注意は意図的に制御できると
も言われている。こうした一見対立する2つの立場の
うち,どちらの考え方が現実に近いのだろうか。注
意は複雑で刻々と変化する環境に対処する際に,認
識の重み付けをするバイアスだといえる。このバイ
アスは行動目的に応じて柔軟に作り替えることも可
能であるが,意図とは別に課題非関連なものに注意
が捕捉されることもある。現在のところ,ほとんど
の場合で意図的な注意制御が可能だとする考え方が
主流であるが,この原則から外れるものもある。特
に顔に関しては例外が多い。本講演では顔や過渡的
な変化に対する知覚的構えの柔軟性とその時間的・
空間的限界や特性に関する研究を報告する。
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「視覚と認知の発達」