Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「ミドルブラウ文化研究会」チーム)
- 日程
- 2016年7月31日(日)14:00~19:00
- 場所
- 駿河台記念館350号室
- 日程
- 2016年7月31日(日)14:00~19:00
- 場所
- 駿河台記念館350号室
- 内容
講 師: 加藤めぐみ 客員研究員 (都留文科大学 准教授)
テーマ: 「ジャズとフォークとワーグナーと
――ミドルブラウ音楽に見るアメリカ文化の受容」
要 旨: 戦間期イギリスでアメリカから流入したジャズはどのように受容されたのか。プリーストリーは「BBCラジオでジャズを聴くのはミドルブラウ」と聴く音楽 のジャンルに、階級でなくブラウの違いを読み取った。本発表ではウルフの『幕間』(1939)に戦間期イギリスの音楽文化とミドルブラウ文化の交接点を見出していく。講 師: 井上美雪 客員研究員 (東洋大学 准教授)
テーマ: 「ミドルブラウ文化と奨学金少年・少女」
要 旨: 奨学金少女を扱う作品は19世紀後半から存在していたが、それはあくまでもスクールストーリーの1ジャンルとして存在していただけであった。しかし1920年代に入るとスクールストーリーというジャンルにOxford University Pressが参入し読者層が広がり、1930年代にはSouth Ridingのような大人向けの小説に奨学金少女が描かれるようになっていった。3分岐制度が確立された時代における教育へのまなざしがミドルブラウ文化においていかに描かれていたのかを奨学金少年・少女を軸に探っていく。
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「ミドルブラウ文化研究会」