Eventイベント

人文科学研究所

人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ(「モダニズム研究」チーム)

日程
2016年3月4日(金)15:00~18:00
場所
立命館大学衣笠キャンパス 諒友館2階825教室
日程
2016年3月4日(金)15:00~18:00
場所
立命館大学衣笠キャンパス 諒友館2階825教室
内容

テーマ:「〈声〉の密やかな交換:フィリップ・ジャコテについて」

 

講  師:桑田 光平 客員研究員(東京大学大学院 准教授)

 

要  旨: フランス語圏(スイス)の詩人フィリップ・ジャコテは1953年に南仏グリニャンに移り住み、多くの詩、評論、翻訳を発表してきた。都市的モダニズムから距離を置きながら詩作を続けてきた詩人のモデルニテについて、とくに「声」というテーマを中心に考察を試みてみたい。
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テーマ:「両大戦間期ポーランド前衛文学とヨーロッパ」

 

講  師:加藤 有子 客員研究員(名古屋外国語大学 准教授)

 

要  旨:両大戦間期ポーランド前衛文学を他のヨーロッパの都市との関係から捉える。2015年にワルシャワとマドリードで展覧会が開催され、近年再注目されるポーランドの前衛詩人、理論家のタデウシュ・パイペルとマドリードのウルトライスモ、リヴィウの作家でイディッシュ語詩人であり、ブルーノ・シュルツの恋人としても知られるデボラ・フォーゲルと同時代ヨーロッパ美術、ロシア構成主義を独自に展開したヴワディスワフ・スチシェミンスキの理論等から幾つかのトピックを取り上げ、導入的な概観を行う。東欧は西欧中心のモダニズムに対して辺境であり亜流なのか、西欧とそれ以外に割り振られた中心/辺境モデル、一方向的な影響関係のモデル、都 市間の関係を改めて考えるための導入とする。

 

主  催:人文科学研究所 研究会チーム「モダニズム研究」