Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ
- 日程
- 2014年12月21日(日)14:30~18:30
- 場所
- 中央大学 駿河台記念館 570号室
- 日程
- 2014年12月21日(日)14:30~18:30
- 場所
- 中央大学 駿河台記念館 570号室
- 講師
- 井芹 真紀子(いせり まきこ)氏 (東京大学大学院生)
- 内容
- テーマ: 「超えることのできない断絶」としての〈身体〉ーFélix González-Torresにおける「病」と「死」
要 旨:本報告では、自己の物理的生存を脅かすような「病む身体」の経験を、80年代エイズ・アートの系譜に位置づけられるFélix González-Torresの作品を手がかりに考える。80年代のエイズ危機は(身体)境界の侵犯や越境という、クィア理論がその成立当初からとってきたひとつの方向性の起点となる一方で、それは痛みや急激な衰弱を伴う「病」の経験であり、また「死」の共有(不)可能性がもたらす「超えることのできない断絶」として現れる〈身体〉の経験だったのではないだろうか。身体境界や感情/感覚、衰弱(infirmity)と時間性など、様々な観点から議論を行いたいと思っています。
主 催:人文科学研究所研究会チーム「性と文化」