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人文科学研究所

人文科学研究所公開講演会のお知らせ

日程
16時40分~
場所
多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室4
日程
16時40分~
場所
多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室4
内容
◆テーマ: 戊戌変法期間張之洞集団与康有為
     -派的関係
戊戌変法期に清朝には改革を主張する二派、すなわち急進的な康有為派とやや穏健な張之洞派とがあった。そのため張之洞は「勧学篇」を著し、自身と康有為派との相違を示し、また康有為・梁啓超派と青年層を争奪すべく、『正学報』の刊行を準備した。中国社会科学院近代史研究所の図書館には、大量の「張之洞文書」が収蔵されており、その中の多くの文書は、張之洞集団と康有為派との分岐や暗闘を物語るものである。
今回の講演においては、張之洞集団と康有為派との分岐の概要を紹介するとともに、「張之洞文書」に収蔵されている、張之洞の息子の張権が父に当てた密書を重点的に紹介する。この書簡は、戊戌変法の最も重要な時期の北京における康有為派の行動と、それに対する張之洞集団の反応を物語るものである。

◆講 師: 茅  海健 氏
     (華東師範大学教授)

◆講演言語:中国語 通訳:なし