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人文科学研究所

人文科学研究所 公開研究会

日程
14時~
場所
多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室3 
日程
14時~
場所
多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室3 
内容
◆報告者:河辺 隆宏 準研究員
◆テーマ:『明月記』紙背文書にみえる田中宗清書状について
 藤原定家と石清水八幡宮の田中宗清との間に交流があったことは、『明月記』の記事より知られていたが、最近、『明月記』の紙背文書に宗清から定家に宛てた書状があり、その内容から両者のさらに深いつながりが明らかにされている(藤本孝一「田中宗清と藤原定家」(『清峯』30、2011年)。藤本氏が紹介された書状の他にも、定家に宛てたと思われる宗清書状が同じ『明月記』紙背文書に存在している。本報告ではその書状について紹介と検討を行なうことにしたい。
◇報告者:石井 正敏 研究員
◇テーマ:年未詳五月十四日付け源頼朝袖判御教書について
-島津庄と日宋貿易-
『島津家文書』所収標題の文書は、島津庄官が唐船着岸物を大宰府によって押し取られたとして、領主近衛家を通じて源頼朝に訴え出たことに対し、頼朝が大宰府の行為を新儀とみなし、庄家に返付すべきことを命じた内容である。本文書の内容の検討から鎌倉幕府草創期の日宋貿易について考えてみたい。
◆企 画:人文科学研究所 研究会チーム「島と港の歴史学」