経理研究所

2021年度 合格体験談

2021年度 公認会計士論文式試験合格体験談

大屋 裕貴
商学部会計学科 3年
中央大学附属高等学校卒

 私は中央大学附属中学3年次に簿記の勉強を始め、高校3年間も継続的に簿記の勉強をしていました。その中で、簿記検定2、3級は1回で合格できたものの、1級はなかなか合格できず、簿記の勉強をやめようかと思ったこともありました。そんな時に僕の指導をしてくださっていた小島一富士先生やスタッフの方々のお話をたくさん伺う中で、将来は自分も公認会計士として少しでも社会に貢献したいと感じたことを覚えています。
 大学へは絶対公認会計士になるという強い意志を持って入学し、日々勉強を頑張りました。ところが、2年次には新型コロナウイルスの影響で自宅での学習を余儀なくされ、友達と励まし合いながら切磋琢磨することができなくなり、何度か諦めそうになったことがありました。しかし、私は一度始めたことは絶対に諦めないと心に決めていたため立ち直ることができ、最終的には合格することができました。
 そこで私は、合格に最も大切なことは絶対に諦めない心だと考えます。途中で諦めずに日々勉強を継続すれば、いずれ結果はついてくると思います。現在受験生の方も、これから受験を考えている方も、途中で投げ出さず最後まで挑戦を続けて欲しいと思います。

 
高橋 和宏
商学部会計学科 2年
札幌第一高等学校卒

 私は、高校卒業時に日商簿記2級まで取得し、大学1年の11月に1級、大学2年の5月の短答式、同年8月の論文式試験に合格しました。
 私が大学2年合格を達成できたのは、合格者の学生スタッフの方々の存在が大きかったと思います。入学当初から大学2年合格を目標にしていた私ですが、思うように学習が進められず、何人もの、学生スタッフの方々に相談に乗って頂きました。すると、想像以上に、合格者の意識と考え方のレベルは高く、1人1人との相談の場で新たな発見がありました。合格者の考え方に早い時期から、触れられた事は私にとって大きく、少しでも偉大な先輩方に近づきたいという思いが、大きな励みとなっていました。
 公認会計士試験を通して、得た知識は勿論、勉強過程で培われた根気強さや主体性は、私にとって大きな財産となりました。また、様々な方々との出会いや、経験を通して、自分の信念が確立されたことに、意味があったと強く感じます。
 最後に、私は経理研究所という温かい環境の下、公認会計士試験に挑戦できたことを、とても幸せに感じています。見える所、見えない所で私を支えてくださった関係者の皆様に心から感謝申し上げます、ありがとうございました。

 
田崎 朋輝
法学部法律学科 3年
中央大学杉並高等学校卒

 私は会計士試験に合格するにあたり特に重要なことは2点あると考えています。
 1つ目はモチベーションの維持です。合格のためには長期間の学習が必要です。そのためにはこれを維持し、継続して学習することが必要になります。
 私は小さな目標を立ててそれに向き合うことでこの維持に努めてきました。具体的には、次の模試で良い点数を取るといった目標を自らに課してきました。
 小さな目標に向かって努力をし、それを積み重ねていくことで自ずと合格という大きな目標を達成するビジョンが見えてくると思います。
 2つ目は、答練や模試の結果を受け止め、苦手な論点や課題を改善するにはどうしたらよいかを考えることです。
 答練や模試の解き直しをして満足し、これらを放っておくと後々しわ寄せがきて苦労することになります。したがって、その都度これらを克服していくことが重要となります。そして、その積み重ねが合格に直結することになると私自身強く感じています。
 最後に、講師やスタッフの方々、身近な方々のおかげで今の自分があります。本当にありがとうございました。これからは新たな目標に向かって努力を重ねていきたいと思います。

 
戸沢 大紀
商学部会計学科 3年
秋田市立秋田商業高等学校卒

 私は高校3年生の時に公認会計士を目指すと決め、中央大学に入学しました。しかし、入学当初は他の商業高校生と比べても答練で全く点数が取れず、本当に公認会計士試験に合格できるのかと思うようになりました。
 そんな中で私が公認会計士試験に合格できたのは「前向きに取り組む」ということを意識したからだと思います。公認会計士試験に合格するまでは多くの勉強時間が必要で、点数が取れなかったりすると落ち込むことが多くなります。もちろん間違えた論点やなぜできなかったのかを振り返り、反省もしますが、できなかったから落ち込むのではなく、「今自分に足りないところを教えてくれた」と考えるようにしました。そうすることで、モチベーションの維持にもつながりましたし、意欲的に勉強できたと感じています。また、身近に点数を競ったり支え合ったりできる存在が近くにいたことも大きかったです。
 このような環境で勉強できるということは当たり前ではないと思います。こうした環境を作ってくれた方に感謝をしながらこれからも成長していきたいです。

 
豊島 柊太
商学部会計学科 2年
城南静岡高等学校卒

 私が会計士試験を合格するにあたり、大切だと感じたことは、共に高めあえる仲間の存在と、勉強に対してこだわりを持つことです。私が会計士試験の勉強を始めたのは、コロナウイルスが流行している時期であり、同じ目標を持った仲間と知り合うこともかなわず、学習進捗について不安を抱いたまま自宅での学習に励みました。そんな中、スタッフが同じくらいの学習進捗の仲間を紹介してくださり、共に切磋琢磨することで、前向きに勉強に取り組むことができました。仲間がいたからこそ、答練はもちろん、毎日の学習にも全力で取り組むことができたのだと感じています。
 勉強に対してこだわりを持つ、というのは、テキストの隅から隅まで暗記するという意味ではなく、自分が一度解いた問題は、理解しているか確認するという意味です。たとえ、正解できた問題であっても、そこに「正確な理解」がない限り合格はできません。私は、何が原因で間違えてしまったのか、どこを理解していなかったのかなどを考えて答練の直しを行うことで、答練の点数を上げることができました。
 会計士試験の合格には多くの勉強時間と知識を必要とします。しかし、努力を続ければ必ず合格できる試験だと思っています。経理研究所という恵まれた学習環境で全力で学習に取り組み、合格をつかみ取るために頑張ってください。

 
春山 芽衣
商学部会計学科 4年
国立東京大学教育学部附属中等教育学校卒

 私は大学1年の4月に簿記の勉強を始め、会計士試験の短答式は三度目、論文式は二度目で合格しました。4年間を振り返ると、勉強しても全く点数が伸びなかった時期と、学んだことが着実に点数に結びついた時期がありました。ここでは、その時期の違いについて書かせていただきます。
 まず、ミスノート作りを徹底するようにしました。これは、合格報告会に登壇された先輩から教えて頂きました。失敗を観察して原因を分析し、失敗を繰り返さないように自分なりの対処法を考え、それらを日々記録していきました。そして、このノートを定期的に見直すことでミスが減少し、点数が安定しました。
 また、直前期以外の時期に講師やスタッフ、先輩方に勉強方法について相談しました。合格者の勉強方法を聞くと、自分と同じ点は安心感につながりましたし、違う点は積極的に取り入れて試行錯誤を重ねるうちに自分なりの学習方法を確立することができ、迷わずに本試験を迎えることができました。
 このように、変化は劇的にではなく、小さな行動の積み重ねと気づきにより、徐々に訪れました。最後まで支えてくださった経理研究所の方々に心から感謝しています。本当にありがとうございました。

 
福原 崇倫
商学部会計学科 3年
中央大学杉並高等学校卒

 私は大学に入学する際に公認会計士になると決め、これまで勉強を続けてきました。具体的には、4月から経理研究所で勉強を始め、1年生の6月に日商簿記3・2級に合格し、その後2年生の11月に日商簿記1級、3年生の5月に短答式、8月に論文式試験に合格することができました。
 私が公認会計士試験の勉強をしていく中で、1年生の11月に日商簿記1級の試験に落ちてから3年生に短答式に合格できるまでの期間がつらかった記憶があります。その理由として、コロナ禍で試験が中止されたのもあり、教科書の範囲や模試での結果は順調に進んでいるのにもかかわらず、それが結果としてなかなか反映されなかったのが挙げられます。しかし、今振り返るとそのような時期でも勉強時間を確保し自分が可能な範囲まで学習を進めたことが、論文式試験の合格につながったと思います。
 経理研究所での3年間は、自分の納得のいく結果が得られた時期やそうでない時期がありましたが、それを含めて良い経験ができたと思います。また、小島先生をはじめ講師陣の方々からは会計の知識以外にも仕事に対する思いなど勉強以上に大事なことを考える機会をいただきました。本当にありがとうございました。

 
平田 航太朗
商学部会計学科 4年
滋賀県立八幡商業高校卒

 私は六回の短答式試験、一回の論文式試験を経て、何とか在学中に合格を勝ち取ることができました。まずは、受験勉強を支えてくれた周りの人たちに感謝を伝えたいです。
 高校で簿記に出会い、そのまま流れで公認会計士試験に挑戦することになりましたが、きちんと試験に向き合うためのモチベーションは持ち合わせていませんでした。公認会計士試験に四年間費やしましたが、合格するために必要な努力をできたのは最後の半年だったように考えています。最後の半年に取り組んだことで、効果があったなと感じたことは四点あります。目標点数を定めること、自分の得意な分野や問題形式を把握すること、それを学習戦略に落とし込むこと、合格するためにはどうすればよいかを常に考えることです。
 しかしながら、最も大きな影響があったのは、既に合格している友人たちの存在でした。友人たちを含めた、周りの人たちからの刺激や影響、支えによって何とか合格することができました。周りに恵まれたことが私の一番の財産で、常に感謝することを忘れずにこれからも努力し続けます。本当にありがとうございました。