ビジネススクール
特別講義(デジタル時代のマーケティング戦略)において、株式会社キタムラの代表取締役社長である柳沢啓氏による講演を実施
2026年02月04日
2026年1月17日(土)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム発展科目特別講義「デジタル時代のマーケティング戦略」(担当:金雲鎬教授)において、株式会社キタムラの代表取締役社長である柳沢啓氏をお招きし、講演を実施しました。
●概要
本講義では、株式会社キタムラ代表取締役社長の柳沢啓氏を特別講師としてお招きし、企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の核心に迫るご講演をいただきました。講義の中では、現代のビジネスにおいて不可欠な「EC」「オムニチャネル」「コールセンター」、そして「AI活用」の4つの領域を主軸に展開されました。特に、単なるシステム導入の成功談にとどまらず、デジタル化の過程で必ず生じる組織内の軋轢や摩擦を、経営トップとしていかに乗り越えてきたかという点は、柳沢氏ならではの実体験に基づいた非常に説得力のある内容でした。変革期における組織運営のあり方について、極めて実践的かつ示唆に富む知見を得ることができ、受講者にとって貴重な学びの機会となりました。
●受講生の感想(一部抜粋)
・デジタル時代のマーケティング戦略について、理論だけでなく柳沢社長の具体的な企業におけるECと店舗の対立解消やコールセンターのプロフィットセンター化といった実践的な変革事例を通じて学ぶことができたことや、「デジタルに100%はない、7割を決めて残りは顧客が決める」というマインドセットや、DX推進における現場(アナログ)とデジタルの融合プロセスが非常に具体的でわかりやすかったです。
・社長から直接お話を伺うことができ、私自身の仕事に対する向き合い方を再確認する素晴らしい機会となりました。本日、社長のこれまでのご経験や想いを伺い、その「好き」という気持ちが、プロフェッショナルとしていかに強力な武器になるかを改めて実感いたしました。現場での接客を、単なる一過性のサービスで終わらせるのではなく、「お客様のために」という根幹の想いをいかにして経営戦略や組織の仕組みに反映させていくか。そのプロセスのお話は、私にとって非常に大きな学びとなりました。現場の最前線にある「お客様の声」こそが経営のヒントであるという視点を持ち、広い視野で業務に励んでいきたいと思います。
・大変失礼ながらキタムラさんは世の中の大半の人が危機に陥っている企業だろうと考えていると思うし、私も思っていたので、ビジネスモデルの転換の必要性をこれほど綺麗に乗り越えられた企業だというのは驚きでした。そして乗り越えられた重要なポイントごとでの実際のケースをお話しいただきとても参考になりました。
・「対立の壁」や「キャリアの壁」など、変革における障壁を乗り越える施策が論理的で腹落ちしました。特にベテラン社員を配置してコールセンターをプロフィットセンターへ転換させた事例は、社内の人的資源を再定義する素晴らしい戦略であり、実務に活かせる視点が多く得られました。
・コールセンターをコストセンターからプロフィットセンターへと転換させた事例に感銘を受けました。一般的に敬遠されがちな問い合わせ業務に、あえて商品知識豊富なベテラン社員を配置し、権限委譲を行うことで顧客満足度と解決率を向上させる逆転の発想は、人的資源の有効活用として非常に示唆に富んでいました。高齢化が進む日本企業における人材戦略のヒントになると感じました。
・オムニチャネルの課題を単なる「システム導入の問題」として片付けず、「組織や人の問題」として深掘りしました。店舗とECの対立構造や評価制度の歪みなど、表面的なIT論では見過ごされがちな「組織の壁」こそが真のボトルネックであるとした点は、強い知的興奮を与えました。
●CBSについてもっと知りたい方へ
特別講義(実践・変革マネジメント論)のゲスト講演では、日本を代表する経営者の方々から、最先端のビジネスの現状についてご講話をいただいています。豊富な経験と深い知見に裏打ちされたお話と、真摯な対話の時間は、受講生が経営者の視点を疑似体験し、実践的な学びを得る貴重な機会となっています。
CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/