ビジネススクール
ヘルスケア産業論において、元文部科学省 研究振興局長 、高等教育局長、前国立教育政策研究所長 池田貴城氏による講演を実施
2026年01月07日
2025年12月13日(土)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム発展科目「ヘルスケア産業論」(担当:真野俊樹教授)において、池田貴城氏(元文部科学省 研究振興局長 、高等教育局長、前国立教育政策研究所長)をお招きし、講演を実施しました。
●概要
我が国の高等教育・研究振興政策について、池田貴城氏が中央大学ビジネススクールで、ヘルスケアを含むベンチャー育成支援について講演を行いました。講義内容は以下のとおりです。
高等教育政策では、18歳人口が2026年以降減少する中、「知の総和」(数×能力)の向上を目指し、質の向上、規模の適正化、アクセス確保の3つの目的を掲げています。中央教育審議会答申では、文理横断教育、デジタル化推進、研究力強化などを重視しています。
研究振興政策では、日本のTop10%論文数が減少し国際順位13位に後退している現状を踏まえ、科研費・創発事業による若手支援、10兆円大学ファンドによる国際卓越研究大学制度、地域中核大学強化事業などを推進しています。
スタートアップ・アントレプレナー教育では、大学発スタートアップが5,074社(2024年度)と過去最多を更新しましたが、グローバル展開や成長段階の投資に課題があります。大学発新産業創出基金事業(988億円)により、エコシステム形成、グローバル展開支援、人材育成を推進しています。アントレプレナーシップ教育の実施率は40%、受講率5.2%まで向上していますが、更なる質・量の充実が必要とされています。
この講義をもとに、学生との間でヘルスケア産業や、バイオベンチャー育成について活発な議論が行われました。
●受講生の感想(一部抜粋)
・これまで、殆ど意識することが無かった「我が国の高等教育・研究振興政策」の概要を知ることが出来たので大変満足しています。
・私達に質問をして頂きながら、話を進めていく授業スタイルがよかったです。
・授業全体を通じて非常に多くの気づきと学びがありましたが、私が特に興味を持ったのは「4.スタートアップ・アントレプレナー教育に関する施策」の部分です。 米国では優秀な学生ほど起業すると言われるなか、日本では優秀な学生ほど大手企業や公務員等の安定を望むと言われて来ましたが、大学発スタートアップは着実に増加しており、学生起業家も増えていることを数字として実感することが出来ました。それと同時に、まだまだスタートアップ投資が不足している部分や出口戦略などの課題も理解することが出来ました。
●CBSについてもっと知りたい方へ
ヘルスケア産業論は、CBSの専門科目の一つです。実際の事例や現場の意見を用いたディスカッションの形式によって、ヘルスケア関連が学べるように設計されています。
またCBSでは、ヘルスケアに関連する科目を複数取り揃えています。設置科目は、 ヘルスケアビジネス入門、高齢社会ビジネス、ヘルスケアマーケティング、ヘルスケア産業論です。
CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/