ビジネススクール

2025年夏 リフレクションセミナーを開催

2025年09月18日

●概要

2025年8月2日(土)、3日(日)に、中央大学ビジネススクール(CBS)において、17期生(2024年春入学)と17.5期生(2024年秋入学)、および、18期(2025年4月入学)のリフレクションセミナーを開催しました。

CBSでは、「戦略経営で自分を変える、組織を変える、社会を変える」のスローガンのもと、日々の学びを振り返り職場での実践に活かすため、そしてチェンジ・リーダーとなるために、リフレクションセミナーを半期に1度実施しています。これはCBS独自のプログラムです。内容は以下通り。

<18期生のリフレクションセミナー>
(1)ポスターを使った目的・目標の可視化と相互理解
18期生のリフレクションセミナーは、以下の項目についてポスターセッション方式で行われました。
1.CBSの2年間で達成したい目標
2.CBSでの学びをとおして実社会(職場)で達成したい目標(野望)
3.自分自身の理想とするリーダーシップ像
4.この2年間でのアクションプラン(具体的に何を実行するか)
参加者たちは、入学から半年たって、それぞれの入学時の思いをアップデートするとともに、学友たちの様々な思いや活動を聞いて、大いに刺激をうけたようです。

<17期生・17.5期生のリフレクションセミナー>
(2)深い内省を促す対話型のリフレクション
入学から1年以上が経過した17期と17.5期のリフレクションセミナーは、ハーバード大学のロバート・キーガン博士が開発した「免疫マップ」という枠組みを使い、対面での対話型セッションが実施されました。職場活性化のための自身の改善目標から、それを阻害する行動、その行動をドライブしている自分自身の無意識の「固定観念」をあぶりだし、行動変容を促すという内容です。なかなか自分では気がつけない価値観を、CBSの仲間との対話を通して見つけていくプロセスは、参加者それぞれの深い気づきを生んだようです。

●参加者の感想(一部抜粋)
(18期生)
・CBSに入学以降、自分自身の視野を広げることを意識的に取り組んできたつもりですが、そして今回のプレゼンでは頑張って自己開示したつもりですが、皆さんの発表を通じて、まったく想像もつかないような視点に触れることができ、まだまだ自分が殻を破れていない現状を再認識しました。
・自分の考えを言語化し、他者に伝える機会を持つことで、頭の中で漠然としていた学びが整理されました。同時に、同期生の発表を聞くことで、自分の中では見えていなかった視点を得られ、学びが立体的に広がった感覚があります。
・多くの方々の意見や考え、課題を聞くことができて、刺激になった。同じような課題感を持っている方々も多くいたことから、共感する部分も多く、今後意見交換したいと思えた。
・入学して半年の節目として、また、同期と目指す先や学びを共有する機会として、とても良い時間でした。インプットだけでなく、アウトプットをすることでフィードバックをもらい、自分の中に蓄積し、行動をより良くしていくことは大切なことですので、ただ、知識を提供するだけでなく、チェンジ・リーダーという社会に必要な人材の育成としてMBAのカリキュラムを組み、実施しているCBSの皆様に感謝しています。

(17期生・17.5期生)
・自分の本当の内面について(内省して)考える機会は滅多にないのでとても貴重な体験となりました。個人作業の内容を、ペアの方に対して話しているうちに自分の中での本当の答えが見えてきて、「想いを口に出して話をする」ことの有用性が分かりました。 普段はビジネススキルを中心での学びが中心ですが、「人間力」をどのように養っていくのかも、リーダーとしてとても大切なことですので、とても勉強になりました。
・「人が変わりたいのに変われない」仕組みを可視化したもので、グループワークを通し、他人の視点で更に自己を知ることを実感できました。特に、アクセルを踏みながらブレーキをかけているようことをしないように、今後は意識しながら、取り込んでいきたいと考えております。
・チームで話し合いをするときに、ひとりの深い内省に影響を受けて、他のメンバーの内省も深まるということを経験しました。共に学びあい共に高めあう関係というものは、内省によって得られた気づきの共有と自己開示にも大きく影響を受けるものなのだと感じました。
・初めての「免疫マップ」でしたが、作成することで自身の考え方の傾向やその源泉となる思考プロセスを理解することができました。仕事においての優先順位はタスクをこなすことで、そこに自分なりのこだわりがあることが分かりました。今後は、業務をこなすだけではなく質的な部分の向上も意識したいと思いました。
・一度経験していたが、再度やると改めて気づきが多くあった。対面でやると、相手の伝えたいこと、気にしていることが、オンラインよりも伝わりやすいので、引き続き対面でやるのが望ましいと思った。
・常にアクセルとブレーキを踏みながら、仕事や日常生活を送っていると思うと、自分の免疫(ブレーキ)は何なのかということを理解することは非常に重要である。グループワークの中でも仕事上の相手への対応に苦慮しているケースがあり、相手にもこのリフレクションセミナーを受けてもらいたいと言った話も出た。
・変わろうと思いながら現実的にはなかなか変われない自分の根底にある固定観念が、いかに無意味であるかを思い知らされました。大変有意義なセミナーでした。みなさんのアドバイスに大変感謝です。

 

●CBSについてもっと知りたいかたへ
リフレクションセミナーは、CBSオリジナルプログラムです。「リフレクション」とは振り返り、内省を意味します。CBSでは、学びを振り返り、職場での実践に活かし、そしてチェンジ・リーダーとなるために、リフレクションセミナーを半期に1度実施しています。仲間と共にリフレクションを行うことで、自らの思いを言葉にし、互いの学びを促します。それぞれの思いの背景を深堀りし、思いへの共感を得ることで、さらなる学びにつながる気づきを得ることができます。CBSの特徴の詳細は以下よりご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/features/
CBSの特徴やカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/

以上