ビジネススクール

イノベーションの実践において、株式会社BDスプリントパートナーズ 代表取締役 秦充洋氏による授業内講演を実施

2025年01月15日

2024年12月12日(木)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム 専門科目「イノベーションの実践」(担当 生稲史彦教授)において、株式会社BDスプリントパートナーズ 代表取締役の秦充洋氏を招聘し、講演を実施しました。

●概要

戦略コンサルティングと起業についてご講演を賜りました。前半では、ご自身のキャリアも踏まえて戦略コンサルティングという仕事と、コンサルタントと企業の関係性を取り上げてくださいました。後半では、新しい事業の開発を取り上げ、標準的な事業開発のプロセスを共有した後、実際に事業開発に取り組む時の課題とその乗り越え方を教えて下さいました。新しい取り組みを実現するに当たって、フレームワークを頭に入れて考えることと、実際に行動して試すことを、体系的に組み合わせることの大事さが印象的でした。受講生とのやり取りも活発で、グループワークも随所に入っていたことで、起業と事業開発について多くの学びがある充実した時間になりました。

●受講生の感想

・戦略コンサルティングから事業開発(起業)、そして人材開発と自分自身が歩いていきたいと思っているキャリアの方からのお話は非常に参可能になりました。

・なかなかお話をお伺いする機会のないBCG出身の方のお話をお伺いでき、非常に有意義な時間でした。興味のある事業開発に関することを聞けて勉強になりました。

・事業開発含め非常に学びが多く、MBAの総合演習だという部分が非常に共感できました。

・秦様のお話が、抽象具体どちらもみっちりと入っていてとても想像しながらお話を伺える大変貴重な内容でした。私も帰路の道すがら、書籍を購入しました。

・秦先生のBCG勤務時代における、クライアントの捉えかたや、迅速な意思決定がルーチンワークになっている、どの業界も特殊であると認識しバイアスを除去するといった、戦略的コンサルとしての視点で、多様な業種にフレキシブルに対応できる事業体は大変興味深い話であった。外資系企業の上層部は、MBA保有者が多く高レベル人材が豊富、対して日系企業は玉石混交であり、原因として人の流動性が低く優秀な人材が集まらないという話では、日本の競争力低下の大きな要因ではないかと考えさせられる機会だった。

・コンサルティング業界の方のこのようなお話を聞ける機会は初めてだったので、大変興味深くあっという間の3時間半でした。

・私の今の会社は新規事業のノウハウが低いことが最大課題ですので、今回のお話は基礎の入り口なのだとは思いますがこれから必要なことが見えてきました。本を買って勉強して、社内に仲間も作る必要がありそうです。

・凄く分かりやすく的確に質問に答えられていたのでありませんが、表面的な内容だけなのも分かりましたので本を買って勉強します。

・講師のお話はとても参考になりますが、それと同じくらい生徒間での議論にも学びがあります。今回はそうした時間を設けていただき、より学びが深くなりました。ありがとうございました。
 

●CBSについてもっと知りたい方へ

CBSで開講されている「イノベーションの実践」では、理論だけでは捉えきれないイノベーションに関する実践知(のピース)を獲得し、現実的な「勘どころ」をつかむことを目指しています。加えて、講義で得た情報や知見をきっかけにし、履修者自身がイノベーションへの関与を増すよう勇気づけることを狙って、イノベーションの実践者を招聘しています。理論と実践の架橋教育であるビジネススクールならではの、理論と実践を積極的に結びつける試みです。

CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/

また、2024年度のシラバス(各科目の詳細)については、こちらをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/info/class/#mba_syllabus