ビジネススクール
知識創造戦略論において、株式会社セブン-イレブン・ジャパン青山誠一氏による講演を実施
2024年10月10日
2024年7月10日(水)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム発展科目「知識創造戦略論」(担当:遠山亮子教授)において、株式会社セブン-イレブン・ジャパン取締役常務執行役員商品戦略本部長の青山誠一氏をお招きし、講演を実施しました。

●概要
主に商品開発・生産・物流の観点から、どのようにセブン-イレブン・ジャパンが他社も巻き込みながら知識創造を行い、アフターコロナの市場変化や2024年問題を含め「変化への対応」を行ってきたか、そしてこれからどのような変化を起こしていくかについてお話しいただきました。「知識創造戦略論」は平日開講科目ですので普段はオンライン開講ですが、この日は青山氏が来校しての講演ということで、受講生の半分は教室で対面受講、半分はオンライン受講というハイブリッド開講となりました。対面・オンラインの区別なく、参加した受講生との質疑応答も活発に行われ、受講生にとっては多くの気づきを得るとともに、自組織がどのように変化に対応していくか深く考える機会となりました。

●受講生の感想
50周年を迎えたセブン-イレブン・ジャパンが、これからの50年に当たり、お取引先様、地域社会といったステークホルダーや環境などとの共存共栄を図るため、企業理念である「明日の笑顔を共に創る」の解釈を変えるというお話に「変化への対応力」を感じました。また、NDF、BLSといった組合の創設を通じて協力会社との対話を円滑化することに加え、知識の創造や共有、また、不足する知識にはセブン-イレブン・ジャパンが投資を行うことで、協力関係を維持・発展をしていると理解しました。
トップダウンで成長してきた50年と個々が自立した組織として成長していくこれからの50年という、過去と未来の時間軸を示しながらの、他では伺えないお話がとても興味深かったです。
セブン-イレブン・ジャパンの商品開発だけでなく、経営理念や最新の取り組みについてもお聞かせいただき、普段のお店の利便性の背景にある企業努力を知る機会となり、興味深い内容でした。
いつも身近に利用しているセブン-イレブン・ジャパンの「目指す姿」と「4つのビジョン」という話から,ビジョンの達成に向けた方針,その方針に対して一貫性を保った具体的取組みについて実例を交えてお話を聞くことができて感銘を受けました。またそのように一貫性を持って取組みを進めていかなければいけないなと改めて思いました。
セブン-イレブン・ジャパン青山様のご講話は商品の企画・開発や調達、商品構成の決定、販売方法やサービスの立案、価格設定などの戦略を常にお客様の安全・安心を考えたエコシステムの観点でサービス展開されていることを理解し、ますますセブンファンになりました。
●CBSについてもっと知りたい方へ
「知識創造戦略論」は、企業経営を現在「もっとも重要な経営資源」と考えられている「知識」という視点からとらえ、知識とは何か、その獲得、創造、蓄積、活用にはどのような組織と戦略とリーダーシップが必要かを学ぶ科目です。講義においては知識創造経営を行っている企業としてセブン-イレブン・ジャパンのケースを取り上げており、青山氏の講演はケースについてさらに深く学び、知識創造経営の実践について考える機会として受講生に提供されています。
CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/
今回の講義は、南甲倶楽部のご高配により実現しました。南甲倶楽部は中央大学出身の経済人による交流会であり、中央大学ビジネススクールは設立時より南甲倶楽部より多大なるご支援を頂いています。
南甲倶楽部の詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://nanko-club.jp/