ビジネススクール

経営戦略論において、UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメント株式会社 青木大樹氏による講演を実施

2022年06月03日

2022年5月7日(土)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム必修科目「経営戦略論」(担当:遠山亮子教授)において、UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメント株式会社日本地域CIO(最高投資責任者)兼 日本経済チーフエコノミストの青木大樹氏をお招きし、講演を実施しました。

●概要
「日本の将来を考える―投資家・経営者を取り巻く経済環境の変化―」というテーマで、青木氏のエコノミストとしての豊かなご経験と最新の知見に基づき、現在とこれからの経済環境の変化と、そのような激しい変化にさらされている日本企業の今後についてお話を賜りました。参加した受講生との質疑応答も活発に行われ、受講生にとっては多くの気づきを得るとともに自らの今後について深く考える機会となりました。

●受講生の感想
過去に内閣府にて経済財政を担当し、現在は世界最大級の金融グループの投資戦略・調査部門の日本地域のCIOと、政務と民間の実務を両面で深く関与された方から直接講義を受けることが出来ました。それにより、なぜ政治と経営が結びつくのか、なぜ経済と経営が結びつくのか、という側面について実例を踏まえて学べたと感じています。受講前までは、マクロ視点での考察は、範囲が広大であり、現場である自社の企業への適用は困難だと考えていましたが、それは思い込みであり、十分に実務にも応用が出来る知識だと感じました。

プロのエコノミストによる投資のスタンス、脱炭素の考え方等は教科書では学べないため、とても貴重な講演でした。

講義の終了時間を忘れる程、興味深い話が多く、CBSに入学した甲斐を感じる講義でした。今後の日本経済の行く末、経営者、経営層としてのあるべき姿、そして自分自身が目指すべきビジョンが明確になる為のヒントを頂くことができました。

エコノミストとしての青木先生が、世界、日本、そしてお一人お一人のお客様に関わる数多くのデータから有益な情報を取捨選択し、お客様のリスク分散と成長の道筋を「投資戦略」として構築されている様子を伺えて、情報の構造化と「自分にとっての戦略ストーリー」として情報を捉えることの大切さを見せていただけたと思います。

戦略論の外部要因としての金融が見る近未来と、金融商品そのものの戦略についても理解できた とてもおもしろかったし青木先生も熱が入っていて、エグゼクティブと常に接してらっしゃる方の迫力や情熱も感じられてよかったです

外部環境について高い視座で知ることが出来ました。普段、日経新聞などで題目読みしている内容の本質やその先を具体的な考えを元に伺えたことは自身も同じような視座を持つべきであると心得ました。

投資に関する知識がなく、事前に配布資料を見た時は、難しそうでついていけるか不安でした。しかし講義でグラフを分かりやすく説明して下さって、理解することができました。政治と経済の話を官僚の経験談を交えて熱く話していただき、教科書的ではなくてリアルに感じられました。

●CBSについてもっと知りたい方へ
「経営戦略論」は、経営戦略の基礎理論と実践の方法論を学び、「戦略経営」を実践するチェンジリーダーとなるための基礎を作る必修基礎科目です。理論を学ぶだけでなく、戦略経営の実践を「生きたケース」から学ぶために、経営者・経営幹部による講義が全7回の講義中必ず1回は設けています。

CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/

今回の講義は、南甲倶楽部のご高配により実現しました。南甲倶楽部は中央大学出身の経済人による交流会であり、中央大学ビジネススクールは設立時より南甲倶楽部より多大なるご支援を頂いています。

南甲倶楽部の詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://nanko-club.jp/