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山本 慎悟ゼミ 見学調査報告書

テーマ       : 航空・鉄道貨物輸送の役割と課題
ゼミ名       : 山本慎悟ゼミ
調査先名称     : 日本航空(株)JAL羽田貨物上屋/日本貨物鉄道(株)東京貨物ターミナル駅
調査日       : 2018年9月26日
授業科目名     : ベーシック演習Ⅱ・専門演習Ⅱ・Ⅳ
参加学生数(学年別): 8人(1年)、3人(3年)、1人(4年)

調査の趣旨(目的)

海と空の玄関口である羽田と東京港に物流拠点を構える日本航空(株)と日本貨物鉄道(株)の事業所を訪ね、トラック以外の国内貨物輸送手段である航空貨物輸送と鉄道貨物輸送の役割を学ぶと共に、同業界における課題を探る。

調査結果

日本貨物鉄道(株)では、鉄道輸送の有用性を学びました。鉄道輸送は、井戸に大量の貨物を中距離・長距離かつ国内150ヵ所にある貨物駅を通してスピーディーに運ぶことができます。また、陸上トラック輸送におけるドライバー不足の問題をカバーすることができ、二酸化炭素の排出も抑えることができます。同社では、24時間体制で運行状況の管理をし、定刻通りの輸送に努め、輸送先の最寄貨物駅にコンテナを戻し片道輸送を可能にすることで顧客が利用しやすいサービスの提供を行っています。今後技術の発展により、更なる省エネ化、効率化が進むにつれ鉄道輸送は、陸上輸送において重要な存在となるだろう。
日本航空(JAL CARGO)では、輸送においての航空貨物は優先順位が低いことや、機体のバランスだけでなくコンテナ内でのバランスを考え貨物の詰め作業をしなくてはならないことなどを学びました。特に精密機器や、生きものは繊細であるため、輸送の際のバランス・梱包に注意する必要があります。また、航空便の運航スケジュールはとても細かく、輸送も時間も短いですが、天候に左右されやすいため柔軟な対応が求められます。輸送時間の短さや、揺れの少なさにより、ニーズが多い反面、優先順位の低さ、欠航や遅延のリスクの高さがあるため、航空輸送は今後様々な改善が必要とされるだろう。