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栗原 文子ゼミ 見学調査報告書

テーマ       : FONZ CEOによる起業・経営に関するプレゼンテーションとディスカッションと酢重見学
ゼミ名       : 異文化に対する理解と対応力を身につけ、多文化共生社会について考える
調査先名称     : 酢重
調査日       : 2018年11月10日
授業科目名     : ベーシック演習 II
参加学生数(学年別): 1年生15名

調査の趣旨(目的)

見学調査は2019年2月に予定している海外実態調査の事前準備として行った。
軽井沢川上庵、和食レストラン酢重やベーカリー沢村などを展開する株式会社フォンスのCEOより、起業から様々な形態のレストラン事業の展開の経緯、地域活性につながるビジネスの在り方、シンガポール店、海外展開についてのビジョンなど話を伺った。また、酢重Indigo店を見学し、酢重六本木店で食事をし、学生同士の交流を深めた。

調査結果

CEOの小山正氏は、長野県小諸市で味噌や醤油の商いをしていた酢重を屋号として200年にわたる伝統を受け継ぎ、素材を大切にしてシンプルながらこだわりのある食を提供すること、また、地域活性化を意識したビジネスを展開していることなど、さまざまな角度から、お話ししてくださった。シンガポール点でも味を変えず、米、味噌、醤油など素材にこだわり、現地の方にも受け入れられていることが紹介され、学生たちは驚いていた。1990年創業のニューヨークのCITY BAKERYが2013年に日本に出店する際に、沢村を手掛けていたFONZと提携することになり、ビジネスの拡大が続いている。食へのこだわりを大切にしつつ、シンガポールではJRと連携して、酢重2号店を出店予定であることも教えていただいた。多岐にわたるビジネス形態や、企業理念について、質疑応答も活発に行われた。また、CEOからは、高校時代にカナダに留学して体験したこと、日本の大学生時代にアイスホッケーのキャプテンとして学んだことなど学生にとって有益な話もたくさんしていただいた。その後、参加者全員で酢重六本木店で食事をし、店の雰囲気やメニュー、味など体感することができた。