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菅本 栄造ゼミ 見学調査報告書

タイトル:菅本ゼミ 見学調査報告
調査日:2017年9月7日
参加学生数:四年生14人、三年生16人
調査先:片山酒造(株) 日光市

調査の趣旨(目的)

片山酒造(株)を見学することで、栃木県日光市瀬川の自然環境に適合するかたちで生成・展開されている産業の一部を具体的に視察することが本見学調査の主たる目的である。本ゼミナールのテーマである「戦略管理会計」のケースとして活用するための一環として実施した。酒蔵は、製造・販売活動の全体像が見えやすいため、学生にとって戦略の策定・実行を理解するのに格好のケースであると考える。

調査報告

今回見学した片山酒造では、明治13年の創業以来大切に受け継いでいる「佐瀬式」の搾りを見学することができた。現在、栃木県内でこの方式で圧搾している酒造メーカーは1割程度であるという日光連山から流れる大谷川の伏流水を使い、職人の手により丁寧に日本酒が造られている。
ある地域が特定産業で反映するには、ポーターの競争優位の理論を適用すると、要素条件、需要条件、関連・支援産業、企業の戦略・構造および競合的競争、といった4つの要因が考えられる。見学後、この枠組みを用いてゼミ生はグループごとに検討会を実施した(内容の詳細は割愛します)。