商学部実態調査報告書

テーマ: ASEAN研究-アジアの多様な消費市場を体感しよう-
ゼミ名: 課題演習 木村ゼミ
調査先名称: タイ、バンコク
調査期間: 2018年9月12日~16日
授業科目名: 課題演習Ⅰ
参加学生数(学年別): 2年生7名

調査の趣旨(目的)

課題演習「ASEAN研究」では、日系企業のASEAN市場開拓について研究しています。前期授業では、ASEAN10カ国の市場動向について教科書を通じて学びましたので、本調査では、多様なアジアの消費市場を体感、理解することと、日系企業が現地市場に対して実施しているマーケティング施策を知ることを目的としました。この調査で得られた知見をもとに、後期授業ではASEAN進出の企業に対して、分析と提案を行うことにしています。

調査結果

①バンコク最大の生鮮市場であり、かつ、都市労働者のスラム(クロントイ地区)と隣接しているKhlongToeiMarket(クロントイ市場)、アジアのベストマーケットにも選出されているOr Tor Kor Market(オートーコー市場)と「OTOP(一村一品)」プロジェクト事務所訪問、Ratchada Night Market(ラーチャーダー夜市)さらには、中華街(ヤワラート)、問屋街(サンペンレーン)、インド人布屋街(パフラット)などを歩き回り、所得、民族、居住区などにより、価格や販売方法の異なる多様なアジア消費市場を体感、理解しました。
②タイ進出の日系小売店や飲食店を調査(セブン・イレブン、紀伊国屋、伊勢丹、吉野家、大戸屋など)。在タイ日系企業の広報・プロモーションを請け負っているインディード社を訪問し、日系企業が対現地市場に実施しているマーケティング戦略について説明をうけました。特に、日・タイでの訴求ポイントの違いや、多様な消費者に対してどのように統合的にアプローチをするのかといった点について学びました。
③タイ政府観光局にて日タイ交流のもたらす市場拡大、経済効果についてタイ側の分析をうかがいました。日本のインバウンド振興策の弱点や、訪日タイ人観光客のニーズの変化とタイ国内市場の変化との関連性についても解説がありました。以上の3点で得た知見は、後期、課題演習Ⅱでの企業分析に活かされると思います。
④バンコク白門会総会に出席し、OB/OGの方々と交流させていただきました。特に、「海外で働く」、「海外で起業する」、「日本企業から外資系に転職する」といったキャリアについてお話しをうかがい、学生達には、卒業後の進路(就職)のみならず、長い職業人生について考える機会となりました。
短い滞在でしたが、はじめての海外、はじめての東南アジアで驚き、発見の多い旅になったと思います。この調査を一歩目として、またアジアを旅してくれることを期待しています。