商学部木立ゼミナール国外実態調査報告書

■プラーン小売市場


訪問日時  : 2017年9月7日 16:30~17:30
訪問先   : Prahran Market
ご対応者  : 指導教員による説明
テーマ   : プラーンマーケットの見学
参加学生数 : 中央大学木立ゼミナール3年生18名

調査趣旨(目的)

日本ではあまり見られない独自の特徴をもったプラーン市場の、個々の店舗の品揃えや品質訴求、そして市場全体の小売ミックスと雰囲気をつかむ。

調査結果

 Prahran Marketの周辺には高級住宅街が連なっていて、WoolworthやColesのほか、ALDIなどスーパーマーケットが立ち並ぶ。

Prahran Marketはシェフ、フードライター、レストラン経営者、食品生産者、が頻繁に訪れる重要なフードハブとして知られ、専門のトレーダーや専門店を持つメルボルンの高級食品市場として地位を確立している。チーズ・ハムの量り売り専門店、オーガニック店、キノコ専門店などが入っており、食品だけでなく、雑貨店、美容院が店を構える他、靴の修理等のサービスも扱っている。

 また、地元のコミュニティと協力して多くの「食」イベントを開催し、有名なシェフや食の専門家と常に協力して、料理のデモンストレーションワークショップなども開催している。毎月第1土曜日に食の楽しさや、マーケットについて紹介するマーケットツアーが開かれていることも特徴としてあげられる。

 消費者から調理場が見えるようになっており、座ることができるスペースなどを備えている。マーケット全体で「フードシアター」というコンセプトを持っており、各店舗ごとに個性的な食材、こだわりの品物が販売されている。

 さらにマーケットでは社会貢献の一環としSecond Biteという制度を利用している。これはオーストラリア周辺地域で実施されている食糧再分配の制度である。農家、卸売業者、スーパーマーケット、食堂など様々な団体が加盟しており、ホームレス、貧しい女性や家族、先住民コミュニティ、亡命者、新規入国者を支援する地域の食糧プログラムに再分配するというものである。

 プラーンマーケットは、近隣にもスーパーマーケットが多いことから、観光地というよりも地域住民の生活の場という雰囲気があった。

(文責:青木美菜)