商学部木立ゼミナール国外実態調査報告書

■ヤクルト・オーストラリア


訪問日時  : 2017年9月6日10:00~11:30
訪問先   : オーストラリアヤクルト株式会社
ご対応者  : 社長 大野謙二様、内田琢等様、寺木康浩様、リアン様
テーマ   : ヤクルトのオーストラリアでの企業活動について

参加学生数 : 中央大学木立ゼミナール3年生18名
ゲスト・東京大学矢坂ゼミナール4年生1名 計19名

調査趣旨(目的)

工場見学やプレゼンを通してヤクルトの全世界で変わらない理念、オーストラリアへの展開した目的、現地でのマーケティング活動を学ぶ

調査結果

 ヤクルトでは工場見学の後、事務所でプレゼンをしていただいた。日本で販売しているヤクルトは5本パックである。しかしオーストラリアではそれに加えて10パックも販売している。日本のヤクルトは横付けでストローをつけているが、オーストラリアのヤクルトには10本パックにはボトルとボトルの隙間にストローを入れており、5本パックについてはストローをつけていないことを伺った。また2大スーパー(ColesとWoolworths)に配送する場合は、スーパーと連携してスーパーの倉庫に直接配送し、小さいスーパーに配送する場合は、近くのヤクルトの営業所に送られた後、スーパーへ配送するということをお話しいただいた。

 その後の寺木様によるプレゼンでは、ヤクルトの事業概要に関するお話を伺った。1920年代、赤痢や栄養失調が流行し人々の健康が脅かされていた。その状況を改善しようと代田博士が乳酸菌シロタ株を発明し、「強化した乳酸菌を摂ることで腸を守り、病気を予防する」という考えのもと、活動を開始した。また、ヤクルトの理念としてⅰ予防医学ⅱ健康腸寿ⅲ誰もが手に入れられる価格の3つがあげられる。ヤクルトの国外事業を行う理由もまた理念に深く関係していて、供給国の拡大と予防医学の重要性を伝えて創業理念を全世界で具現化することを国外事業の目標として設けている。ヤクルトの海外進出には3つの段階(ⅰ発展途上国に求められての進出、ⅱ先進国へ本格的な国際事業として展開、ⅲヤクルトを世界共通語にさせられるほど世界に浸透させる)があることを学ぶことができた。また、オーストラリアではビクトリア州を進出拠点に決定した。理由としては州が企業誘致に積極的で、酪農が盛んで原材料を得やすく、物流拠点としても地理的に良いことが挙げられるということをお話しいただいた。

 ヤクルト全体で変わらない理念、オーストラリアのニーズに合わせて変化した点を詳しくお話いただき、ゼミ生の大きな学びとなりました。ありがとうございました。

(文責:松本晴彦)