学部・大学院・専門職大学院

特色ある学部教育報告書

教員身分教授
教員氏名御船 洋
授業科目名演習Ⅰ
参加人員14名
開催期間2016年12月3日
開催場所山口大学 吉田キャンパス

ゼミナール大会等報告

討論部門は、10時から16時まで行われた。御船ゼミは、高齢化班(7名)と少子化班(7名)に分かれて討論に参加した(分科会番号14:社会保障論)。

高齢化班は、福岡大学経済学部川合ゼミおよび法政大学経営学部藤村ゼミE班と討論を行った。3つのゼミは、それぞれ事前に論文を作成し、それを交換したうえで討論に臨んだ。各ゼミの論文名は以下の通りである。御船ゼミ(高齢化班):「超高齢社会を迎えた日本の介護の現状とその打開策とは―将来、高齢者の住みやすい社会を実現する介護とは何か―」。川合ゼミ:「超高齢化社会を迎えた日本の介護の現状とその打開策について~将来、高齢者の住みやすい社会を実現する介護とは何か―」。藤村ゼミ(E班):「高齢化社会対策~高齢者雇用の重要性~」。分科会における討論のテーマは①介護人材と介護離職、②介護保険制度の問題点と是正策、③「老人大学」政策(御船ゼミ提案)、④「シルバーマーク制度」(藤村ゼミ提案)、⑤介護施設問題、等であり、それぞれのテーマについて、活発な議論が展開された。

一方、少子化班は福岡大学経済学部宮本ゼミB班と討論を行った。各ゼミは事前に論文を交換したうえで討論に臨んだ。各ゼミの論文の題名は以下の通りである。御船ゼミ(少子化班):「男女ともに働きやすい社会~社会に置ける労働条件や環境の考察~」。宮本ゼミ(B班):「少子化対策~少子化解消を目指して~」。分科会における討論のテーマは①同一労働同一賃金の是非、②子育てしやすい環境作り(待機児童解消、家族や地域の協力のあり方)、③未婚化・晩婚化の解決策(男性の育児休業取得等)、④女性の社会進出とワークライフバランス(両立させるにはどうしたらよいか)、等であり、このセッションでも、各テーマについて、積極的な発言が相次ぎ、活発なディスカッションとなった。

今回、インター大会に参加することにより、論文の作成の仕方からディスカッションにおける議論の仕方まで、ゼミ生はさまざまなことを学んだといえる。