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堀内 恵ゼミ 国内実態調査報告

テーマ   : ロジスティックス事業のビジネスプロセスの調査
ゼミ名   : 堀内ゼミ
調査先名称 : 丸市倉庫株式会社
調査期間  : 2018年9月3日~9月5日
授業科目名 : 演習Ⅰ・Ⅱ
参加学生数 : 27名(3年次14名、4年次13名)

調査の趣旨(目的)

 本授業は、拓殖大学の安積ゼミと合同で実施する、現実のロジスティックス事業のビジネスプロセスを調査するライブケース型の授業である。調査対象の「丸市倉庫」は、情報技術を駆使して物流システムと倉庫業務とを融合してビジネス革新を試みている山梨県の地元中小企業である。本年度は、丸市倉庫の預かりタイヤの保管物流サービスを対象として、その戦略、ビジネスプロセス構築に向けての課題・問題点を活動理論等を用いる実践能力の育成を目指す。

調査結果

 今回訪問調査では、レクサス甲府やプジョー甲府などのカー・ディーラからのタイヤ保管の委託を請け負う、地方の中小物流会社(丸市倉庫)の業務プロセスがどのようなオペレーションの流れに従って展開しているのかについて、丸一倉庫側から説明して頂く。夏用と冬用のタイヤを交換したい「顧客」、この顧客にタイヤ交換サービスを提供する「カー・ディーラ」、そのカー・ディーラから物流倉庫にタイヤを届ける「物流会社」、タイヤを保管する「物流倉庫」との間のモノと情報の現状の流れ、および今後の戦略的な試みを対象として、保管物流会社の戦略、組織間連携を支援するビジネスプロセスを構築するための問題発見・改善や革新案を主に活動理論の各種技法、集団討議法を駆使して展開してきた。チーム毎に、現状の業務オペレーション流れを、DFDとREAという手法に基づいて図式化・整理するとともに、現状のビジネス・システムの改善案を報告した。