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平野 健ゼミ 実態調査報告書

テーマ       : 昭和史探訪(第二次大戦と経済成長の足跡を訪ねる)
ゼミ名       : 平野ゼミ
調査先名称     : 長崎県長崎市の端島(通称・軍艦島)、長崎原爆資料館・平和公園
調査期間      : 2017年9月10日~9月12日
授業科目名     : 演習1
参加学生数(学年別): 3年生10人

調査の趣旨(目的)

端島(通称・軍艦島)は、明治期から1974年の閉山まで日本の近代化と経済成長を支えた炭鉱のひとつで、特に前近代的な納屋制度が廃止された以降、島内に高層アパート、小中学校、共同販売所、娯楽施設、病院などが備わった、世界最高の人口密度を持つ炭鉱都市として知られている。また長崎原爆資料館は長崎市の原爆投下に関する資料を取り扱った資料館で、広島の原爆資料館と並んで日本の被爆経験を学ぶ上で欠かせない施設である。日本の近代史は機会をつかまえて繰り返し文献的および経験的・体感的に学ぶべきものだと考えており、ゼミ合宿をそのような機会とすることを目的とした。

調査結果

事前に端島と長崎への原爆投下について基礎的な文献学習と映像視聴を行った。

当日、悪天候により端島への上陸はかなわなかった。非常に残念であったがやむを得ない。遊覧船で端島の周囲を1時間以上かけて周り、案内人から様々な角度から端島についての説明を受けた。

長崎原爆資料館と平和公園は、日本の大学生として基礎的な知識はあるものの、現地に行き、資料を見ることで改めて想像力を刺激され、被爆の被害についてのリアリティを得る機会になったと思う。

事前学習と当日の見学を総合して、当初の目的は概ね果たせたと思う。