商学部三木 朋乃ゼミ実態調査報告

タイトル:三木ゼミ 実態調査報告
調査日:2017年9月18日~20日
参加学生数:3年生10人
調査先:大阪ガス、黄桜伏水蔵

調査の趣旨(目的)

演習Ⅰでは夏学期、精読を通して経営戦略を学んできた。今回は、実際に企業に赴き、実際のものづくりの現場、事業計画などを聞くことで、実際に企業がどのようにものづくりを行なっているのか、また複数事業をどのように戦略的に遂行しているのか、学ぶ。具体的には、大阪ガスという社会インフラを支える産業、および黄桜という嗜好品(酒)を作っている産業、2つの異なる産業から二社を訪問する。

調査結果

2017年9月19日、大阪ガスを訪問した。大阪ガスは2府2県にガスを供給しており、関西地区の社会インフラを支えている会社である。従来であれば、社会インフラは安定的な事業環境に置かれていたが、2016年からは電力自由化、2017年からはガス自由化に伴い、大阪ガスも大きく事業転換をはかっているという話が印象的であった。2000年頃から電力事業を拡大し、2016年の電力自由化以降は、新電力の契約において40%のシェア獲得と好調であるということであった。また、これまでメイン事業であったガス事業については、実際にガスタンクを拝見させていただき、天然ガスからどのように都市ガスが作られ、消費者まで供給されるのか、その流れを学ぶことができた。ガス会社にとっては安全が第一であり、工場内はいくつもの安全対策がとられていたことが印象的であった。
翌日9月20日は、黄桜伏水蔵を訪問した。黄桜は手頃な値段の日本酒を製造しているメーカーという印象が強いが、近年では品質にこだわった純米大吟醸酒を製造したり、あるいは杜氏がこだわって作ったプレミアムな日本酒を作ったりと、抱えている製品のラインナップは広い。また、1990年台後半から、クラフトビール作りにも励んでいるということであった。これは、日本酒を作っているメーカーだからこそ作れるビールがあるということで、優れた水と酵母菌を使って、のどごしではなく、舌で味わう、個性的なビールを作っていることであった。
このように大阪ガス、黄桜ともに、外部環境の変化に敏感に対応し、自社の強みを生かしながら多角化を行なっていることが学べる機会となった。