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斯波 照夫ゼミ 実態調査報告

タイトル:斯波ゼミ 那覇市調査合宿報告
調査日: 2017年9月10日~13日
参加学生数:3年生15人、4年生11人
調査先:那覇市役所、那覇市立図書館、サンエイなはメインプレイス、牧志公設市場、那覇市国際通り商店街

調査の趣旨(目的)

沖縄県那覇市の中心商店街と大型量販店の動向ならびに観光動向について那覇市役所経済観光部観光課、なはまちなか振興課、NPO法人まちなか研究所わくわくでヒヤリングを行い、市役所資料室、市立図書館等で資料を収集し、実際に公設市場、大型ショッピングセンター、国際通り沿いの商店街等を見学して、那覇市の経済の現状分析を行う。

調査結果

9月10日ANA便で那覇空港到着後那覇セントラルホテルにチェックインし、ゆいレールおもろまち駅に隣接したショッピングセンターサンエイなはメインプレイスを見学した。11日午前10時より牧志公設市場2階のなは商人塾会議室においてNPO法人まちなか研究所の宮道喜一事務局長、粟国智光那覇市第一牧志公設市場組合長のヒヤリングを行い、14時より那覇市役所経済観光部観光課長瀬達也主事、なはまちなか振興課渡嘉敷洋美主幹、森山佳一郎主事のヒヤリングを実施した。12日には観光、中心市街地商業のそれぞれの班は、午前中市立図書館で資料調査を行い、午後、国際通りならびに市場通り、平和通り、沖映通りなど中心市街地商店街や、郊外のイオンモール沖縄ライカム店の見学を行い、夕方反省会とまとめの会を行い以後の報告書作成の予定を確認し、沖縄国際大学髭白ゼミ学生と懇親の会をもった。13日学生は再度市内中心市街地の視察を行う予定であったが、台風の接近のため早めに空港に集合し昼過ぎのANA便にて羽田空港から各自帰宅した。
沖縄県全体の人口が増加する中で、那覇市内も活気があるように感じられたが、観光客の多くは那覇に立ち寄りながらも郊外もしくは市内から離れたリゾートホテルに宿泊するケースが多く、来沖の観光客の那覇市内での大きな消費を必ずしも実現できていないようにも思えた。
市内商店街や公設市場などでの中小商店も健闘はしているものの地元資本サンエイなど大型ショッピングセンターが多くの市民の消費場所となり、また中央資本による多くのコンビニエンスストアーが開店し、ここでも市民の消費は吸収され、旧来からの小売店の厳しい状況が明らかになった。
この調査結果は今後ゼミ3年生により年度内に報告書としてまとめられる予定である。