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渡辺 岳夫ゼミ 実態調査報告

調査日:2017年4月30日~5月2日
参加学生数:2年生20人
調査先:小菅村内各所(代表:小菅村役場 〒409-0211山梨県北都留郡小菅村4698)

調査の趣旨(目的)

本ゼミは,過疎と高齢化が進む奥多摩源流域の小菅村という自治体と連携したPBLの実践に取り組むことを趣旨としている。具体的には,企業と共同して村の物産を用いた商品開発を行い,小菅村の道の駅で販売したり,村の活性化につながるようなイベントやサービスを考案したうえで,モールや道の駅のイベント・スペースで,それらを開催・提供することを目指している。そのため,村の物産や現況に関する学生の理解を促進するために,村に対する実態調査を実施した。

調査結果

山梨県小菅村を訪れ,同村長ならびにNPO法人多摩源流大学(多摩源流こすげ)の職員の方々に,村における林業,漁業,農業,観光業,および工業に関する現況・課題などを直接お聞きした。そして,間伐材の問題,獣害の問題,少子高齢化の問題,観光上・経済上の問題などを認識することができた。
また,NPO法人多摩源流大学のご案内により,調査期間中に村の各所を訪問し,ヒアリング調査等を通じて情報収集を図った。具体的には,放棄化が進んでいる急斜面農地,放棄された原木の多さを体感できる間伐の現場,村の主要産業の一つである養魚場や温泉場,獣害対策としての鹿駆除の現場,わずかに残る製造業の現場,古民家の保存現場などを訪問した。調査最終日には,課題の解決策にいて議論し,その策に関する現地の人の意見も聴取した。