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羽田 尚子ゼミ 国内実態調査報告書

授業名: 演習Ⅰ
調査日:  2016年 12月 10日&11日
参加学生数:  3年生 7人
調査先:関西学院大学、アサヒビール吹田工場

調査の趣旨(目的)

演習Ⅰでは3グループでグループ単位の研究を行っている。研究テーマには、企業のイノベーション活動、活動の地域的広がり、企業規模による戦略の違いが関わっている。
グループ論文の完成に向けて、関西学院大学イノベーション研究所にて識者からのヒアリングを行い、その後、近隣製造業施設での調査・ヒアリングを行う。

調査結果

関西学院大学イノベーション研究所にて、研究員の加藤先生から規制が企業のイノベーション活動に与える影響、大企業と中小企業でのイノベーション要因の違いなど、先行研究やデータに基づく分析から今日までにわかっていることを中心にご教示いただいた。ヒアリング後はホテルに戻り、グループでの討論を行い、グループ論文の加筆・修正などを行った。
翌日は、アサヒビール吹田工場にて製造工程を見学した。寡占市場で有名なビール業界では、アサヒスーパードライというイノベーションの登場で、シェアの逆転が生じている。また、イノベーションの登場により、ビールの対する需要が、季節性の需要から通年の需要へと変化したことも知られている業界である。
工場見学で、事業所(工場)の規模や全国の生産体制を学ぶことができた。生産における規模の経済が推測できる施設であり、規模の大きな企業においてイノベーションが生み出されやすいのか、創業間もない小規模の企業で生み出されやすいのか、グループで意見を交わし、今後のゼミ活動を通じて論文に反映されることとした。見学後、新幹線で東京へ戻った。