―中央大学商学部生が空き家を再生し、移住者の受け入れを目指す―
「たばやまシェアハウスプロジェクト」
丹波山村の空き家でDIY体験イベントを開催!


 中央大学商学部が開講する「ソーシャル・アントレナーシップ・プログラム」の受講生である学生が、山梨県北都留郡丹波山村の空き家削減や移住者受け入れ、地域活性化に向け、村内の空き家をシェアハウスに改修する「たばやまシェアハウスプロジェクト」を始動。2026年春のシェアハウスオープンを目指し、2025年8月26日からクラウドファンディングを実施しています。
 本プロジェクトの一環として、11月2日(日)にDIYイベントを開催いたします。当日は、シェアハウス予定地となる空き家の2階で、壁の「ペンキ塗り」体験を実施します。講師には株式会社クラディ代表の石井麻紀子氏をお迎えし、DIYの基礎知識を学びながら、作業を進める予定です。DIY初心者の方でも安心してご参加いただけるよう、十分なサポート体制を整えています。
 空き家活用やDIYに興味がある方や、クラウドファンディングを通じて本プロジェクトに関心をお寄せくださった方を対象に、実際に丹波山村の現場を訪れ、中央大学商学部の学生とともにDIYを体験できる機会を設けます。本イベントを通して、空き家再生の現状や地域づくりの取り組みを身近に感じていただければ幸いです。

■イベント概要
名称:空き家DIY体験 in丹波山村(チケット受付URL: https://peatix.com/event/4626822
日時:2025年11月2日(日)10:00~16:30 ※準備日:11月1日(土)13:30~
場所:丹波山村シェアハウス予定地(詳細は参加者に個別案内)
内容:2階の塗装体験
持ち物:不要(手ぶらで参加可)
服装:汚れてもよい服・靴
協賛:ニッペホームプロダクツ株式会社、株式会社タイホウ
協力:株式会社クラディ、梅鉢不動産株式会社

■イベントの特徴
①参加費無料、持ち物不要
②プロのDIY講師による丁寧なサポート
③高品質な塗料、道具を使った塗装体験ができる
※本イベントで使用する塗料はニッペホームプロダクツ株式会社様、塗装用具は株式会社タイホウ様に
 ご提供いただいております。

丹波山村の住宅問題について

 丹波山村では近年の人口減少に伴い空き家が増えており、今やその数は180件にのぼります。空き家が増えた背景には、住人がいなくなった家に多くの家財が残され、それらを家族が整理するには肉体的・金銭的負担が大きいという事情があります。そのため、片付けられることなく放置される空き家が増加し、誰も住んでいない戸建て住宅はあるものの、活用できないゆえに住むことのできる家は著しく少なくなっています。
 その一方で、丹波山村は宝島社発行の月刊誌『田舎暮らしの本』の「2025年版 第13回住みたい田舎ベストランキング」において、人口5000人未満のまちの若者世代・単身者部門で第1位に2年連続で選ばれています。いま最も注目されている地域の一つであり、地域おこし協力隊や山村留学希望者の数も増加傾向にあります。こうした人々を受け入れるためにも、空き家問題の解消が急がれています。

たばやまシェアハウスプロジェクトについて

 移住希望者は増えつつあるものの、住める環境が十分に整っていない――。この“もったいない現実”を、私たち学生の手で少しでも変えたい。そんな思いから、大学生4名で「空き家活用班」を結成し、「たばやまシェアハウスプロジェクト」を立ち上げました。
 本プロジェクトでは、1軒の空き家を単身者向けのシェアハウスとして再生し、新たな住民を受け入れる住まいを整備します。地域の方々をはじめ、各方面の専門家にもご協力いただきながら、残置物処分から改修計画の構想、運営までを一貫して手がけていきます。シェアハウスの運営については、空き家活用班が中心となって行い、後輩へ引き継ぐことにより持続可能な事業体制を構築しています。

プロジェクト概要

プロジェクト名 たばやまシェアハウスプロジェクト
内容 村内の1軒の空き家を単身の移住者に向けたシェアハウスへ改修し運営する
予算 改修費総額             4,134,000 円
入居開始時期 2026年4月以降を予定
場所 山梨県北都留郡丹波山村中組
予定部屋数 4部屋
事業主体 NPOソーシャルアントレプレナー(ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラムの学生が立ち上げたNPO)
協力体制 丹波山村役場/きらぼし銀行/株式会社HOOP/合同会社クラディ/梅鉢不動産株式会社/早稲田大学ボランティアサークルWHABITAT
※敬称略、順不同

クラウドファンディング概要

実施期間 2025年8月26日~11月25日
目標金額 1,000,000円
資金の使用用途 工事費、施設充実費、
その他クラウドファンディング実施にかかる費用
実施方法 Motion Gallery内プロジェクトページにて
https://motion-gallery.net/projects/tabayama_akiya_project

「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」について

 中央大学商学部では、2019年4月から「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム(SEP)」というPBL(※)型の学修プログラムを設置し、地域の活性化をめざして奥多摩三村(東京都檜原村・山梨県小菅村・山梨県丹波山村)の地域課題解決に取り組んでいます。(※)PBL : Project Based Learning

 中央大学は、株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループおよび株式会社きらぼし銀行と、2021年3月から「包括連携に関する基本協定」を締結しており、SEPの趣旨に賛同した株式会社きらぼし銀行は奥多摩三村へ「企業版ふるさと納税」による寄附を2022年度より行っています。

 これにより中央大学商学部のSEP所属の約100名もの学生は、奥多摩三村を通じて株式会社きらぼし銀行から、活動に必要となる交通費や商品・サービス開発等費用面での援助のほか、授業内でのサポートや成果発表の機会提供など様々な支援を受け、これまでにない新しい「産官学金」のスキームで奥多摩三村の地域課題解決に取り組んでいます。

 2024年度の活動紹介や詳細は、大学ホームページの「プレスリリース」をご覧ください。

関連リンク

  • 中央大学商学部「プログラム科目」(中央大学公式Webサイト) 
    ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」Webページ

https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/point/program/program_03