商学部
商学部学生が東京都檜原村のヒノキを活用した商品企画・開発に取り組んでいます
商学部「プログラム科目」の『ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム』では、東京都檜原村の特産品である『ヒノキ』のブランディングを目指し、ヒノキを活用した商品企画・開発に取り組んでいます。
そのなかで、地元に密着してアロマ製品の製造に取り組んでいる株式会社ノンバーバルと商学部学生との取り組みについて紹介します。
交流の始まり
「中央⼤学商学部」は SDGs につながる商品・サービスの展⽰を掲げ、第 17 回川崎国際環境技術展に参加しました。イベント内で協業企業の募集する中で、株式会社ノンバーバルとの交流がはじまりました。
川崎市内イベントでの共同出展
共同での蒸留作業を実施
3⽉12⽇、⿇⽣区の「川崎市⿊川⻘少年野外活動センター」にて⾏ったアロマオイルの蒸留作業に、学⽣ 6 名が参加しました。
⿇⽣区王禅寺の四ツ⽥緑地内への蒸留設備移設計画に先⽴ち、蒸留の体験を⾏うことで、移設後のスムーズな設備運⽤を⽬指しています。原料であるヒノキのチップは、学⽣が授業内プログラムで連携している東京都檜原村よりご提供いただきました。
素材の状態と採油結果について調査し、継続して連携していくにあたり、どのような事が重要になるか確認を⾏いました。
全国都市緑化かわさきフェアでのブース出展
4⽉12 ⽇、全国都市緑化かわさきフェア・等々⼒緑地会場にてこれまでの取り組みの発表として「川崎国際環境技術展」ブースを展開しました。
中央⼤学商学部の学生とノンバーバル、各々が商品の販売をしたほか、これまで⾏なってきた連携の成果について来場者への説明を⾏いました。
今後も精油の原材料提供や、⿇⽣区内における共同での蒸留作業の実施とこれに係る新製品の開発、商品販売ルートの新規開拓などの側⾯で協業を進めていく予定です。
「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」について
中央大学商学部では、2019年4月から「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム(SEP)」というPBL(※)型の学修プログラムを設置し、地域の活性化をめざして奥多摩三村(東京都檜原村・山梨県小菅村・山梨県丹波山村)の地域課題解決に取り組んでいます。(※)PBL : Project Based Learning
中央大学は、株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループおよび株式会社きらぼし銀行と、2021年3月から「包括連携に関する基本協定」を締結しており、SEPの趣旨に賛同した株式会社きらぼし銀行は奥多摩三村へ「企業版ふるさと納税」による寄附を2022年度より行っています。
これにより中央大学商学部のSEP所属の約100名もの学生は、奥多摩三村を通じて株式会社きらぼし銀行から、活動に必要となる交通費や商品・サービス開発等費用面での援助のほか、授業内でのサポートや成果発表の機会提供など様々な支援を受け、これまでにない新しい「産官学金」のスキームで奥多摩三村の地域課題解決に取り組んでいます。
2024年度の活動紹介や詳細は、大学ホームページの「プレスリリース」をご覧ください。
連携企業について

souveniraroma (株式会社ノンバーバル)
2022年6⽉、当時⾼校⽣の⾼橋淳⾳によって創設されたアロマブランド。
ユズ、ミカン等をはじめとする川崎市内産の柑橘類を使⽤したアロマ製品
「ご当地かんきつシリーズ」を⼿掛ける。商品の製造⼯程である⽪剥き、薪割りなどをの地域住⺠を巻き込んだイベントで体験コンテンツとして展開し、川崎の新たな魅⼒を⾒出すべく活動中。

髙橋淳⾳ (21 歳 / souveniraroma 創設者)
AEAJ 認定アロマブレンドデザイナー/アロマテラピーインストラクター東京理科⼤学 理学部第⼆部化学科 3 年⽣
⼩学4年⽣の頃、⺟の⽇をきっかけにアロマに出会い、⾼校 3 年⽣でブランドを創設。夜間⼤学に通いながら「⼤学⽣アロマ男⼦」として活動し、地元川崎を中⼼に製品企画・イベント開催を⼿がける。事業や学業と並⾏し、川崎市⾼津消防団での活動や、税理⼠試験にも挑戦中。
関連リンク
- 中央大学商学部「プログラム科目」(中央大学公式Webサイト)
ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」Webページ
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/point/program/program_03
