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授業特別協力者（ゲストスピーカー）報告書

授業特別協力者名

東　奈々子　氏（株式会社ボルテージ　副会長）　〈経営戦略論〉
加藤　祐子　氏(トヨタ自動車　調査部企画調査室　主幹）　〈イノベーション論〉

実施日時

２０１７年６月１２日、２０１７年１１月９日

担当教員名

羽田尚子

授業科目名

経営戦略論・（6月12日）・イノベーション論（11月9日）

実施場所

８３１５教室

履修者数

約３００名

実施結果

経営戦略論の講義の一環として、　東さんからはスタートアップスのイノベーションによる成長プロセスについて、加藤さんからは成熟した業界でのイノベーションの役割について講義いただいた。
スタートアップスは、成長の過程で追加的資金投入が必要となる。そのための直接金融（上場）の重要性、その後、能力ある人材の採用がより重要となることもお話いただいた。新しい市場での競争を回避するために、知的財産権などの法的規制をうまく活用している点もお話いただけた。
トヨタは売上高においても、研究開発投資額においても、日本企業のなかで突出した大企業である。ガソリンを燃料とする従来モデルから、電池を使う将来のモデルが登場した時、競争の構造がどう変わるかについてお話いただいた。知的財産権の無償公開実施の影響についてもお話いただけた。
異なる業界の異なるライフサイクルに身を置く２社の戦略について検討するよい機会をいただけ、講義で学んだ理論を補完することができた。