学部・大学院・専門職大学院

授業特別協力者(ゲストスピーカー)報告書

授業日時

2018/5/24(木)4時限

授業名

インターシップ演習

授業場所

5303教室

参加学生数

履修生7名+外部の参加希望者(会計学科3年生)1名

講演タイトル

レゴ(R)シリアスプレイ(R)で学ぶ「チーム力」

講演者

特定非営利活動法人THOUSAND-PORT代表理事 鈴木篤司氏

講演内容および効果

経済産業省は、若い職業人が身につけるべき「社会人基礎力」として、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力を提唱している。中央大学でも以前からC-Compassを用意してキャリア意識の形成で役に立っている。上記にあげた3つの能力の中で最も内包する能力要素が多いのが「チームで働く力」であるといわれているので、本授業では、チームビルディングやキャリアデザイン等に博報堂など多くの企業で導入されているレゴ(R)シリアスプレイ(R)というメソッドを用い、「相互理解による協働」「利己から利他」「自分ごとからチーム事」への転換へのアウェアネスを得ることを目的にした。
授業では、高くタワーの作品を作ってから、それを自分に照らし合わせて言語化をすることから始まり、その後、いくつかの候補の動物(オブジェクト)を作成する。それを他人(隣の人)が紹介する。そして、自分の今までの印象に残った出来事をLEGOで表現する。最後は、自分が(チームで一つのプロジェクトを行う際)、チームの中でどんな貢献を出来るのか、を説明する。
実施の結果、チームで問題解決をする為に必要な「在り方」に気づき、通常の授業では味わえない経験をさせることができた。学生の目は生き生きとしており、自ら発言していく積極的な行動が見て取れた。授業の中で、C-Compassの7つのコンピテンシーを利用しながら進めていただいたので、キャリアセンターが実施しているワークショップと同様の価値があった。組織の中で、自分の役割をLegoで考えるというもので大変面白い発想が生まれていた。
海外でインターシップを行う学生諸君にとって、自分を表現することの重要さ、または言語化する重要さを体験できる機会となった。